しなくてもいい方のことをしていた。でもしなくてもいいことをしている時は、充実しなくてもいいところが充実している気がするので好きだ。でもやっぱり、比較的好きだと思えてその上でしなくてもいいことをしないとそうは思わないだろうから、これをちゃんと書こうとするとすごく長い主語になるわけだ。的の字がすごく後で出てきて、あ、なんだ、ここまでは修飾部分だったんかいという中国語の文のような。洗濯をして、量が多いだろうと恐れていたら、そんなに多くなくて、拍子抜けした。病院着にしようと思ったら逝ってしまったから、というのでもらってきたパジャマを着ている。もこもこしていて、どういう入手経路だったか忘れたスウェットよりも暖かい。これを着ることはなかったんだなあ、と思って着ている。森永の牛乳がちょっとだけ安かったので、いつも買う業務スーパーのPBと一緒に買ってきたが、そんなにおいしくなかった。値段が品質に覿面に現れるものはいくつもあるだろうが、私の場合は牛乳である。明治のおいしい牛乳が嘘偽りなく本当においしい牛乳だった、あれが今年一番質量のある驚きと発見だった気がする。
