だらだら読んでいた本を読み終わると、気が抜けて、ただでさえ腑抜けている精神性の強度が著しく失われる。そこここに、やりかけのものを放置することで、それらをよすが、セーブポイントとして記録しているらしい。冷蔵庫の中身が寂しくなり、明日あたりにひとつ足を伸ばさなければならなくなったが、自分がこれほどまでにふにゃふにゃしているのは、どうかした方がいいと思うと思うだけ思っておいて、これは何度目かの、扉ページみたいなもの。やけ食いでもして気が晴れればよいが、やけ食いなどのストレスを伴う行為はそれ自体に一定量の元気を要求するため、つまり私ってば本当にしょうがないわね。