他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ぶんぶく

米原万里の対談集を読んだ。イタリア語通訳の人とのチャプターがたいへん面白かった。が、最後に結構な分量でくっついていた糸井重里とのそれは全くいらなかった。その前があまりに面白過ぎるというのもあるが、糸井重里の質問も返答も全部しょうもなくて、人間としてぺらっぺらに感じる。読むのが苦痛なのでちょっとだけ薄目で眺めてあとは飛ばした。その後読み始めた本に、固有名詞を忘れるのは生命力の減退である、外界との接触という点で最小単位の固有名詞に対して興味がないのは、そう言わんといかんみたいなベルグソンのものらしい言が引用してあり、なるほど私のことではないかと思った。治癒法というか、それに対してどうすればよいかまで書いてあればよかったのだが、印刷されているのはそこだけだった。ないもんは奮ってもなく、私の好きな言葉のひとつに(これが好きなのはどうかと自分でも思う節はあるけれども)無い袖は振れないがあるから、こう、目に見えないだけかもしれない袖を、ぶんぶん振る練習だけは上手くなるかもしれない。