他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ジャムの砂糖漬け

泊まっているところを移した。移動するだけでぺちょぺちょに疲れる。ちょっと長距離バスに乗るだけでこんな気分になるのだから、全国ツアーをしている人間の疲労は推して知るべしという感じがする。まずコンセントがイかれていて、どうやっても押し込めない風に異物らしきオブジェクトが突き出しており、机上灯のコンセントを引っこ抜いてしかPCに給電ができない。そのくせ部屋のシーリングライトがカスみたいな光量しかないため、電気スタンドをつけなければ毎秒視力が低下していく急激な下降曲線を感じる事ができる。ついでに、毎回消してくれよな! と壁に書いてあるトイレは、電気がつかなかった。夜10時に真っ暗の中ズボンを下げて便座はどこだ便座はと間抜けに後ずさるしょぼさがお分かりいただけるだろうか。この随所随所で痒いところに手が届かない、クソみたいなユーザビリティ、やっぱりこの国だなと思った。変な時間に、しかし体力が尽きた故に力尽きて寝たので眠くないが、水溶き片栗粉みたいな疲れが体皮の裏側にゆるやかにこびりついているのを感じ、それが訴えてくる症状としては眠い。やはり、適時の睡眠を取らないと身体がバカになる。それはそれとして、適度の睡眠を取らないと身体が使い物にならなくなるので、この両者がいい感じに折衷してくれるポイントを求めて寝たいが、それが分からんから苦労しているのである。なんか外で鐘が鳴っとるな。確かにちょっきりいい時間だな。流れに流された結果、昼飯はしっかり食べたので、その量と脂を夜におしなべたらちょうどよさそうだったため晩飯を抜いたが、ちょっぴりうっすら腹が減ってきた。でも何も買ってないし何も食べ物がない。水と塩しかない。クスクスの粒がある。湯がない。水で戻しても食べられない事はないだろうが、超絶時間をかけてわざわざ冷たいクスクスを作って食べると、心がどうしようもなく萎んで悲しい気持ちに成り果てそうなのでやりたくない。そもそも器もない。あれもねえ、これもねえ、不足だらけだな。風呂に入り損ねたら階段が真っ暗になって、シャワーのある階まで降りるのがかったるくなったので、もう明日の朝入ろう。めんどくさいし。寝癖も直るので一石二鳥だろう。枕元に電灯が設置されていたので、乳首みたいなスイッチをオンにしてみたら、あってもなくても変わらないような弱々しい誤差と言ってもいいルクスが漏れ出てきた。焼け石にスポイトくらいだ。