他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

2024-01-01から1年間の記事一覧

テキ、ビフ、

一ヶ月くらい、精神の停滞、心の麻痺、何と表現するべきか、否定的な意味での凪が続いており、原因はおそらくよい本を読んでいないことである。心の肉から、ぶちゃあと液体の歓楽が溢れ出すような、そういう本を読んでいないからだと思う。なので、そういう…

エスクワイア

ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』をちょっとだけ読んでみたが、そんなにおもしろくねえな……と思っている。訳が千野栄一なので(知らない人は調べてみればいい)大丈夫だろうと踏んで買ったわけだが、なんとなれば、翻訳というのは独立して別領域…

区別between

ぼんやり本を読んだのか、読んでないのか分からないまま一日が終わった。読んでうきうき、めくってわくわくという本をしばらく読んでないので、何と言えば良いのか、心のオツユが足りない感じがしている。私の選球が下手くそなだけだろうが、めんどくさいの…

明滅

形は変われど、ずっと雨が降っていた。今は止んでいるかもしれないけれど、等間隔で物音がするのでまだ降っているのだろう。不意に熱湯がかかってしまい、利き手を火傷した。赤いまだらになって、大したことなく終わる火傷が今までのほとんどだったのだが、…

チャリ沈没

開高健のまだ読んでない本はないかと本屋を探して、中公文庫の棚に二冊あった。片方は版面がお粗末で最低だったので買わなかった。今思い出してもひどい。字はでかいし版面は小さいしフォントは品がよくない。本屋をうろうろして、棚を見ても目が滑る。結局…

揺曳

パッとしない天気だったが、結局雨は降らなかったのではないか。私が外をうろうろしている時は降らなかった。一昨日までの気温と比べて妙に寒いので、春がまた、自らを忘れてしまったようでもある。天気の悪さがずどんと頭に来て、寝起きが恐ろしく悪かった…

広がる紋

特に書くことが思いつかないので困った。空気が乾いているのか、私の皮膚ないし血管が薄くなったのか、鼻血が出るし、それが固まって鼻腔が獣道になるし、参った。驚くべきことに、しばらくまともな飯を食っていないので、栄養状態の劣化がそういう形で表れ…

物支えるに痛し

渋谷を用あって歩いたが、人が多いし、外国人が本当に増えた。外貨レートを見ていると、そりゃあ安いから来るわなと思う。新しい本が足りないというか、物理的に、かつ精神的に足りないので、本屋に行きたい。経済的には、まあしばらくは死なないだろう見通…

想像上のキッス

昨日は書くのを忘れていたが、何で忘れていたのかというと、家に帰るのが遅くなったため、諸々を済ませて布団に入ると、日が変わっていたからであった。今日は思い出し、ついでに日が変わる前に家に帰ってきたので書けていると、そういうわけだ。日曜日まで…

見る前から倒れている

レイアウトが変わっていて戸惑った。身体が、「いつもの」「あそこ」という動き方をするので、少し変わるだけでもつんのめる。ガラケーは鍵を見なくても文字が打てるが、それに似ている。似てるか? 夜なのだが暑くて、パジャマは衣替えしてもいいかもしれな…

パーケシュース

私の思考の傾向は連想ゲームであり、飛び石であり、分析とか研究とかその手のものではない。桃と一緒だ。すぐ傷むので、さっさと次に行ってしまうという意味である。相変わらずめたくそに眠いのは眠いのだが、眠気の色が変わったと感じる。暖色系になった。…

ノーフォーク

あんまり記憶がない。牛乳パックと食品トレーがすごい量溜まってきたので、そろそろ回収ボックスに放り込む日が必要だ。今週末は、なぜか予定がある。いっぱいある。たまにはそういうこともある。資源ゴミと燃えるゴミと不燃ゴミと資源ゴミを捨てる日が一週…

根こぎ

随分とあったかいというか暑い日で、うっかり生物(なまもの)を室温で置いておくとダメになりそうなほどだった。室温で、炊いたご飯をほっといても大丈夫じゃなさそうになると、季節が変わったなあと思う。その念をついでに強くするのは、買ったことを忘れ…

守れない壁

用があったので、普段行かない駅から帰った。駅前ロータリーの、なんでそんなところで酒盛りしてるねん、という若者の集団がいて、地べたに汚く座ったコア部分の振る舞いが幼稚で酷く、ゴミを積んでそのままにしており、ああ、こいつらはこれを放って帰るん…

傍白

10年くらい前に自分が書いた記事のpdfがふとしたことで目に留まり、「うお……」と思った。「き、きっつ……」と思った。なぜそういう文体なのか、なぜそういうテンションなのかは、自分のことなので文脈から想像してみればまあおおよそ分かるのだが、それにして…

放物線消失

本を読んで、おもしろ……と思った以外に、取り立てて記憶がない。その経験さえも、今振り返るとホンマか? と思ってしまうので、ぐじゅぐじゅの玉ねぎみたいだ。この前腐った玉ねぎを捨てたが、腐った玉ねぎはいつ見ても気持ちの良いものではない。色の悪い油…

腕を広げて

大変よろしく晴れたのでシーツを干した。これで今夜はよう寝れるで、いや、よう寝れんと困るな、最近寝つき悪いし、と思った。家に帰ったら、前の道路脇に掛け布団のシーツが丸まって落ちていた。なぜ。ハンガーとピンチハンガーの二重留めで干していたはず…

大所有

びたびたの雨が降っていたはずなのだが、手が非常に乾燥している。季節の変わり目なのでお肌が曲がり角を曲がっているのだろうか。狭い道が多いのでビル風が強烈で、目の前で少なくとも2本のビニール傘が破壊されていた。あるおっちゃんは傘がめちゃくちゃ…

派生異物

米を買った。持ってきてもらった。今までもらったことのなかった領収書が入っていた。私用なので、まあレシートと思えばいいのだろうが。はっきりしないぼやぼやした天気で、雨が降ったんだか降ってないんだかな感じだったと思う。見てないので分からない。…

板線路

買ったけど読んでいない本と、読みかけなのを忘れて放っている本が、机周り、枕元に散らかっていることを思い出した。そこにあることに慣れると、どういう意味合い文脈でもってそいつらがそこにいるのかを忘れるので、こういうことになる。しばらく頭が肩に…

celestial sphere

昨日、本を買っていた。宇治拾遺物語の町田康訳が出ていたからである。口語訳というか現代語訳というか、くだけたような訳はおおよそなんとも受け入れ難い出来だったりするので見送りがちなのだが、町田康なら間違いないやろうと思って買った。でっかく表紙…

あっち向いてにゃーん

桜が咲き、おそらく満開と言ってもいいほどで、うすらピンクの白い花びらがぶんぶんと咲き誇っていたが、どうにも天気が悪く、冷たい空気とげんなりした空の色が後ろに透けて、まるで後ろに血管が見えるようだった。雀が枝を飛び回るのにあわせて、花が根本…

ねーむねーむ

よく分からんが疲れた。座っているだけというのも重労働である。会社の受付に座っている人とか大変だろう。今は誰も来ていなくても、すぐ次の瞬間には誰か来るかもしれず、かと言って見えないのでまあ来るわけもなく、アキレウスが亀に追いつけないパラドッ…

先に何もない道

もっちゃりとした眠気がずっといた。だらだらと雨が降り続くので、うすらよりはもう少し程度が強い方向に寒く、春には早く春という自覚を持ってもらいたい。久しぶりの用があって渋谷に行ったが、店が結構変わっており、しかし3年以内にはこいつらもおらん…

sambar

特に書くことを思いつかない。やろうと思っていたことがあったのを思い出したが、そう急ぎではない。そんなことを言っていたらいつまでもやらないだろうが。身体が文章を探しているが、何によってそれが満たされるのか分からない。左手がえらく乾燥している…

めでたさの残り滓

買ったことをすっかり忘れていて、本の山からぽろっと出てきた辺見庸『もの食う人びと』を読み始めた。のっけから残飯を食う羽目になっていたり、フィリピンで日本軍が食人を犯した話が出てきたり、密度というのか、地面との距離が近い。自分の言葉を持つ人…

借財

家の近所の知らないエリアを散歩してみた。マップでうっすら眺めたことがあるくらいで、その時に構造を把握していたりもしないものだから、本当にどこに何があるのか知らなかった。麺屋が複数あるし、公園はあるし、なんとも言えない施設もたくさんあった。…

細切

昨晩に三体を全て読み終わった。とんでもない本である。質・量・スケール、その他諸々どこを取ってもおよそ全てとんでもないものではあるが、これが一人の人間の頭から生み出されたという事実、それがもうとんでもない。ぐわーんと来る。人間味に溢れている…

重篤な欠陥

朝はまだあまりにもぱっとしない空色だったが、気が付いたら晴れていた。全部抜けるほどではないが8割以上は抜けるような青空で、雨と晴れというのは基本的に共存しないものなのだと思ったが、たまに通り雨か何かで、そうなることもある。気象庁が天気の目…

地べた

今日は一日ダウンしていた。青色で下向きの矢印がまとわりつくデバフの表現があるが、脳味噌がその状態だった。やろうと思っていたことを何一つしなかった。できなかったと言いたいが、げんなりしてやる気が出ない状態において、そのしなかったという結果に…