2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
今回帰省している限りで、少なくともあと一人の友人とのアポイントメントを取り付けた。中学しか一緒ではなかったが、その後も定期的に交際を続けており、ごくたまに日記に登場する変なやつである。私に変なやつだと言われるのは納得いかないだろうが、あれ…
自分以外の生命体が生活空間で同時的に活動している感覚があると、それだけで何かしらの作業をする気力が失せてしまうので、一体カフェやファミレスで勉強するなり、あるいはタブレットを前に構えて書類を広げてうんうんしている会社員らしき人たちはどのよ…
昨日はびっくりするくらい、普通に日記を書く事を忘れていたので、深夜2時くらいに弟の隣に倒れ込んで寝ようとして、全然寝付けなくて頭の中で雑音と絡まった糸くずが西部劇の後ろでコロコロする丸い干草のようにステップを踏み出したあたりで「おっ、書い…
実家で家族の生活リズムに合わせるので、かなり普通のバイオリズムに近づいた感じがある。近づいたところでなあ、とは思うが、変なリズムで生きるよりはまともなステップでるんるん鼻歌を唄って進む方が楽しそうである。楽しそうとはいえなあ、と思うものの…
帰省すると一人だけで過ごす時間がないので、すると自分の中で何かが煮え立って煮こごりになったり蒸発した後のカスみたいなものを舐めてみようかなと思うなり美味しいなと気づくなりする時間がなくなって、ずるずると時計の針が進むうちに、たちまち時計の…
新幹線が卸したての自動車に似たあの匂いを発していて、あの形容しがたい非人工的が好きではないし、地下鉄の新車両もそう言えばこの匂いがした覚えがあって、頭の基底を手の届かない範囲からがんがんやられているような心地があってそれはまあ頗る大層苦手…
高い歯磨き粉、つるつるしていると感じるほど歯がつるつるするので、やっぱりお値段は嘘をつかないしすげえなと思う。街路樹が整然とする大通りに出ると、そういえば自分の耳では直接聞くのは今季初めてではないだろうかという蝉の声がミンミンとしていた。…
まだぼつぼつと恨みがましく、lingerという感じで小雨が近づいてくる瞬間もあったが、そろそろ梅雨が明けるらしい。実際に明けてからでないと明けたと分からないので明けた頃にはまた別の局面様相が顔を出しているのだろうが、夜の這い寄るようなむっちりし…
ま〜たまた台所ゴミ箱周りで数匹の蛆がうじうじわさわさしていたので、ティッシュでひとつひとつ摘み取りながらちくしょうちくしょうと思った。さすがにここまで経験を重ねると分かるもので、ゴミ箱の蓋を開けた時にハエどもが飛び出してくる「ぶわぁー度」…
どっちつかずの変な天気で、曇りは曇りなのだが、ほとんどの時間は寒天かゼリーみたいな薄灰色というのか、白に絵の具の白をつけたような風景だった。昨日の夜から、とある実体験により空調の冷房・暖房ではなく「送風機能」を起動している。これがまた読ん…
人参と一口に言っても一口には入りきらないくらい色々あって、普通の人参とか京人参とか高麗人参、現在著者自宅流し台の下でカビに塗れて処遇に困られている人参など数有り余るほどあるのだが、好きな漫画の新刊を買ってきて一切の間隙を置かずぶっ通しで読…
寝ようと思ったら色々あって胸の中に巣食う虚(うろ)が肥大化して膨張したので全く寝られる気がせずバッテリの切れていたウォークマンをコンセントに突き刺して身動ぎもせず4曲くらいじっと聴いていたら、なんとか収まったような心地を得られて、しかし布…
全然寝付けなかったので、あちらにぎったんこちらにばったんと身体を転々とし、瞼と脳味噌の裏に張り付いた鉛のように厚く、向こうが透けて見えない違和感がじりじりと近寄って来る朝方の青と白に照らされて淡く発光し続けるのを見ていたら時間が来て、腰も…
ゆーっくり、ほーんのり、気の抜けた炭酸みたいな緩やかさでぬるめの晴れとなり快方に向かった。台風が来るとか来ないとか聞いているが、今日の洗濯物が乾いただけよしとしよう。藁半紙を空中にほどかしたような、変に質量を感じさせる、確かかさぶたを作る…
未明から景気のいい音が始まって、あれよあれよと言う間に乱れ打ちに変わり、液状にしたところてんを押し出したような豪雨一歩手前の落ち着きない流れが湿度と騒音と暗がりを一度にもたらした。布団に半身以上を突っ込んでいないと忍び込むように寒くて、し…
グラム98円特価で出ていた美味しそうな豚バラを買ってきたので、ポーションごとに分けて冷凍庫に入れようと作業していたところ、なんだか肉と脂の地層が思っていたような割合とずいぶん違うんと違うんけ、と思って、一枚フライパンで焼いてみると、赤身の部…
朝4時くらいに、這い寄る寒さとしとどな音で意識が紛れて目が覚めると、バケツを引っ繰り返しながらシャワーで追い討ちをかけているような、勢いばかりとは言え猛烈な勢いの雨がざんばざんば朗々と降っていて、トイレに行って再び布団に潜り込んでもまだ続…
1割弱くらいしか残っていない歯磨きチューブみたいな状態で目が覚めて、ほんの数分だけ意識を握りしめたものの、握力がゆるゆると失われて、地に落ちる音を聞かないまま次に覚醒すると家を出なければいけない30分前で、それくらいあればまあご飯食べて水筒…
目が覚めると賑やかな音が聞こえてきて、透明な銀色に部屋が侵されていたので、また雨が降ってやがるなと思った。7月もそろそろ脂が乗ってきて、額を光らせながら地表をじりじりと焼き付けてきてもいいようなものだが、まだ自己主張の強度が戻ってくること…
チャーハンから油っ気をぶっこぬいたような精神状態が続いているので、チャーハンのウリであるパラパラという形容さえおこがましく、それぞれの米粒が各々に対しての連関を欠いて一孤の不干渉独立体として散在しているような心地がしてまずい。上の空と言う…
人の話を聞く時になると、ある人数以上になると唐突に気をやって全く関係ない隘路脇道に思考が転がり込んではっとすると自分のいる位置を見失っていたりするものだが、ある程度の役割を担った上でその場に座り存在している事を要求されると、お家から出るパ…
Chromeの新規タブ背景を変えられる事を偶然発見したので、デスクトップに設定している画像と揃えてみたところ、お気に入りの画像なので大変満足度は高くなったのだが、後ろにシークレットではない普通のウィンドウを敷いている時にデスクトップと間違えて操…
ほんの一瞬だけ晴れ間が見えて、やったぜ洗濯物がカピカピに、バリバリに乾かせるチャンスだと心が踊ろうとして、運動不足が祟って足をもつれさせてこける音がした。滅多にないとは言い過ぎだが、二週間ほど疎遠だった屋外で物干しができるチャンスだったか…
土曜日、図書館の近くまで行ったので、そういえば前読んだのは1が付いていたから、きっと2かあるいは3まで続編が続くのだろうと思って岩波文庫緑の棚を刊行年が新しい方から遡っていくと、遡るまでもなく一番ケツの方に夜と陽炎、開高健の自伝二巻目があ…
一日の始めに、それとなく軽めに屈んだところ、漫画表現で言うところの背景黒ベタに白の稲妻が走るあれみたいな現象が発生し、半日近く右足を庇いながらえっちらおっちら歩く羽目になった。膝とはそれすなわち、皿と二本の骨柱、とそれに繋がった色々な有機…
太陽が見えたわけではないが、雨が降らずそれなりの気温だったので、洗濯物を物干し竿にかける事が叶った。家に帰って部屋がカビ臭くない事のなんと嬉しい事か。ただし、今着ているTシャツが生乾きの状態だったので、めちゃくちゃな匂いが漂ってくる。やっと…
昨日の夜沸かしたお茶をがぶがぶ飲んでいたせいで、1日もしないうちに2リットルを誇ったはずのお茶がなくなってしまった。夏場はお茶の消費がとんでもなく早いので、1日に一回は薬缶でお茶を生産している。お茶パックの減りにも目を見張るものがあるので、…
PCが手元に帰ってきたはいいものの、「どうして短期間で同じような不具合に見舞われ初期化という工程を経なければいけなかったんですか?」という問いに対する、「う〜ん、あの〜、システム的なアレですかね〜、多分ね〜」というほんわか曖昧輪郭ブラーな返…
昨日に引き続き、メイン機が療養から帰ってこないので消費カロリー抑え目でいきたい。二軒連続で、行列の出来ていないタピオカドリンク店を目撃し、タピオカドリンクを出しているからと言って勝ちと言うわけではないのだなと思った。そもそも、近隣にビッグ…
二人三脚で(人ではないが)歩み続けているMacbookProが、修理初期化から一月余りの昨晩に再び突如逝去しましたため、間隙を置かずにやって来た再度のデータ消失、ならびに愛機の不在に著しく心を痛めました。ですので、本日の日記はお休みします。大切なも…