他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

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ドイツの通貨単位「ペニヒ」は、原語で綴るとPfennigになるらしい。ドイツ語はほぼ文字通りに読むので、カタカナでむりくり音写すれば「プフェンニヒ」になる。プフェンニヒ。Pfという冒頭の二文字がとってもドイツ語だが、そこを「もう『ペ』でええやんけ」の精神でいい加減に処理すると、確かにペンニヒくらいにはなる。そのペンニヒが日本人の発音器官にしっくりくるような形になって、ペニヒとなったのだろう。知らないけれど。ついでに、der Pfennigは複数形になるとdie Pfennige(プフェンニゲ)となり、つっかかりたくなるPf以前にヒがどこかに行ってしまう。どこかに行くというか、eとマリアージュして子音が変わる。同窓会で久しぶりに会った同級生の苗字が変わっていたようなものだ。同窓会に呼ばれた事がないから分からないが。味玉を6つ仕込んだ。卵というのは、大体10個で150円〜200円くらい、特売でミックスサイズ98円(一人一個まで)なもんだが、一人暮らしだと全然消費しない。表示を見ると、2週間くらい保つらしいが、そんな期間では意外と使わない。そもそも卵を使う料理をそんなに思いつかない。オムライスとか、カツ丼とか、それくらい。そして、そこまで手間をかける元気が余っている日というのは中々ない。考えてみてほしいが、オムライスはご飯を炒めるフライパンと卵に火を通して完成させるフライパンの2つ、カツ丼は「カツを揚げる」と出汁で煮閉じる鍋の2つが必要だ。いくら2口IHを導入したとはいえ、多分1時間半くらいはかかるだろう。むむ……。ちょっと、いやかなり考える。原材料費、そして心のコスト(MPみたいなもん)を考えると、外食した方が楽なメニューでさえある。ふんわりとろとろ卵をperfacioする技能と、それを身につけようという意欲がない。あると心理的に落ち着くが、実務的にはそんなに必要ないアイテム、それが生卵である。財布に入れておくコンドームみたいなものだ。入れてないけど。んで、それらベンチウォーマー生卵たちの消費期限が迫ってきたので、そして6個も余っているのに別段使途もないので、味玉にする事にした。生卵があると安心するものならば、味玉はあると嬉しいものだ。なんとなく、本当になんとなく、あると食べる。おやつの時間とかに、魔が差して食べる。醤油砂糖料理酒を入れた密封袋に漬けておくだけなので、手軽でよろしい。味醂もあればなおよし。体感としては、漬け始め4日目を越えると急激に香りを失って美味しくなくなる。セミみたい。