他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

Mの労働者M

ダメだ。心がしょんぼりする。

気分が上向かない。

人間の蕾の歌詞のあの部分を思い出す。

ふぅっうう……。

 

マクドナルドの広告が流れてきたから、公式Twitterアカウントを見た。

去年、マクドナルドには3回くらい行ったが、確かどの時も「これで美味しい物でも食べなさい」と言われて一万円くらい渡されて、でも始めて行く店とかすごく緊張するし、鶏肉好きだから背伸びして焼鳥屋でも行ってみようかなでも酒飲めないし客がうるさそうだし嫌だわー、という葛藤を経て辿り着いたんだったと思う。外食をしないし、人と飯を食いに行くこともないので、自分で作った飯以外を食べることに恐ろしく不慣れだ。ただ店に行って食べるというだけの行為をできない自分への罰のつもりで、当時やっていたXLサイズのコーラとポテトをサイドメニューにした。しかも、ドリンクは普段絶対に絶対に死んでも飲まないコカコーラであった(烏龍茶が好きだから)。油と肉の塊を甘ったるい炭酸水で流し込みながら店内をキョロキョロしていたがほとんどの客がスマホをいじりながら食べていて、誰かと連れ立って来ていてもそれは変わらなくて、なんでなんだろうと思いながらキョロキョロしていたから傍から見ると落ち着きのない男だったに違いない。お陰で翌日胃もたれした。「これで美味しい物でも食べなさい」と渡された一万円シリーズはもう一つ思い出があって、頼まれた作業をこなしていてもその人が全然帰ってこないがしかし無断で帰るわけにもいかないしで21時過ぎまでやっていたら諸事情で遅れたとかでやっと帰ってきてそこで諭吉を渡された。ふらりと降り立った下北沢で、つけ麺屋とかがある通りをここでもないそこでもないとぐずぐず行ったり来たりした結果、「忍がエロいからミスドにしよう」とまさかのミスドに着地した。夜11時近くに食べるドーナツ5個は人生で最大級に惨めな味がして(美味しかったです)、近くで駄弁る大学生がうるせえなと思った。手がベトベトするのがなぜかとても嫌で、執拗に手をナプキンで拭っていたのを覚えている。簡単に計算すると、貰った一万円から500円程度しか使っていないのだが、残りは秋葉原メロンブックス(改装前)で『こいのす☆イチャコライズ』に変わった。結局使い道は聞かれなかったので幸いだが、一応「心が満腹になりました」という言い訳にもなっていない言い訳を用意していて、今でも会う度に念の為心の中で構えてしまう。

大幅に脱線したが、マクドナルドの広報イメージがオスっぽい匂いのする「ファストフード」=グランジなイメージから、綺麗で透明感があってポジティブな、「楽しい生活の一部」みたいな感じに変貌していて、「うわっ」と思った。ツイートで絵文字を使い過ぎだ。知能の低いインスタグラマーみたいだと思った(偏見)。私が絵文字を使う人を大嫌いなだけである。諸君も私からメールを受け取ると、このようにテキストだけでびっしり埋め尽くされ感嘆符も顔文字もないsoberなチャンクが襲い掛かる。通信料に優しい男である。

一度の食事が550円を超えると、高いと思ってしまう。いい育ちではない。

では。