外に出て空を見上げたら、雲がなかった。筆洗の水みたいに青かった。少し歩くだけで芯から熱が込み上げるようになり、ふざけるな、と呟きながら歩いた。意識があっちに行ったりこっちに行ったり、捕まえたくても捕まえられなかった。でものろのろと、やった…
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