他愛がない

めぞうなぎと申します。文字の話です。日記が置いてあります。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

おろろろろ

書いている現在(19:00)、くっそ乗り物酔いしている。超絶高速でかっ飛ばす乗り物の中で、書き物をしたりキーボードを打ったり書面の体裁を一心不乱に整えていたりするからである。自業自得と言わずに、なんと言おうか。気分を散らすために(気分を晴らす、気晴らし、憂さ晴らし、などとは言うが、「気分を散らす」というワーディングで伝えたいニュアンスのまま伝達されるだろうか。現実逃避ともまた違う、意識の焦点を意識して(重複!)ぼかす作業なのだけれど)寝たり目を瞑ったりリラックスした姿勢になったりしているが、一向に効果の「こ」の字も現れない。鐚一文(こういう時に使っていいのかな?)効果なしである。ひこうタイプのポケモンにじめんタイプのわざをぶつけた時くらい、暖簾に腕押しで、内心「うぉえっ、おえっ、うぇぇぇぇぇぇぇ」くらいにげっそりしている。それほどまでに弱体化しながらもキーボードに向かってしまうこの姿勢、美しきかな! 美しいのかな。大人しくしていればいいと思うけれど。さっき喫煙室から出てきたばかりの男性が近くを通り過ぎたので、吐くに拍車(瀉)がかかった。泣きっ面に蜂、ケムに巻いて簀巻きで川に遺棄。うっえええええ。こうしてパワプロで言う紫くらいの体調で乗っていると、この乗り物はこんなにも速かっただろうかと訝しんでしまうほどに速いと思われてくる。景色がぎゅんぎゅんと後方に引き伸ばされていき、その速度の割には揺れが少ない気がする。多少は揺れる。物理法則という、切っても切り離せない比翼連理でラブミーテンダーな相方がいるからだ。科学、科学、科学の進歩を体内からの溯逆で感じる。ああ、くそ、早く目的地に着いてくれ。着いてくれないかとは思うものの、よく考えるとデスティネイションは暑くて天候が荒れている可能性があるので(天気予報を見ていなかった。出たとこ勝負である)、着かなくても、着かない方がいいのかしらと考えてしまい、そんな事があるか、まずはその移動手段から身を下ろし、横になって安静でぐったりしているのが正解だろうとぐるぐるする。うっええええ。隣席の乗客が、席を外すにしては割合長時間席を空けていたので、そしてシートにいくばくかの荷物、なぜか不透明のビニールに入って中身が窺い知れないアイテムを放置したままにしていたので、俺はもしかしてテロリストに横に座られ、今まさに爆弾サマと貴重な同席体験をしているのではないかとハラハラし、あと少しでも席に帰ってこなかったら乗務員を呼んでこの荷物を回収してもらおうとまで妄想が進んだが、普通に帰ってきて普通の人だったので胸を撫で下している(色んな意味で)。ビニールの中身は美味しそうと言っておいたほうがいいのだろう、美味しそうな駅弁だったようだ。正直、現在のコンディションで食べ物のスメルが空気中に漂うのはポイズンガス以外の何物でもないのだが、他人の幸福を妨げる権利は何人にもなかったはずなので、生物としての喜びを噛み締めてほしいものである。ぎゅっとね。