他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

タンク役の価値

帰省すると一人だけで過ごす時間がないので、すると自分の中で何かが煮え立って煮こごりになったり蒸発した後のカスみたいなものを舐めてみようかなと思うなり美味しいなと気づくなりする時間がなくなって、ずるずると時計の針が進むうちに、たちまち時計の針がてっぺんを回りそうな時間になるので少なからず焦る。こうしてみると、というか、こうするたびに、一人でいる時はなんとわがままな時間の使い方をしているのだろうか! と自覚するようで身が痛い。わがまま、というか、それとももったいないかもしれないけれど。今日はこの地域は猛暑日だったらしいが、家にいる時は聞かなかったセミの鳴き声の羅列が樹々から立ち上ってほぼ止む事なく、様々な次元でひとところに止まらず総合的に暑い。刺すようではないにしても押し付けるような日差しを浴びながら屋外を徒歩闊歩すると、普段の生活の日陰さを強烈なコントラストでもって教えられている気になる。朱に交われば赤くなるらしいが、元々がまっさらであればあるだけ朱とのファーストコンタクトを経ての変調は強まるもので、なまっちろかった内腕が本日の数十分の日射でうっすら焦げた。さすがに太陽と仲良くしなさすぎなのかもしれない。なんというか、頭の中のスープに全然味がついていないような感覚が拭い切れないので、今日はこの辺にしておこう。意識しなければダメに成り果てる習慣の良い例となったかもしれない……。