他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

目が釘抜き

よく晴れた日だったので洗濯物を干した。初めて抱き枕のカバーをひっぺがした。真っ黒いカバーから、まっちろい中身がずろりと出てきたのでびっくりした。寝具で普段見る白といえば、経年で黄色くなった敷布団とか掛け布団のそれだったから、漂白したような、コンビニでプリントした時のあの紙くらいの白さは面食らう。まあまあでかいので、それも寄与している気がする。頭がぼーっとする一日だった。天気予報では、気圧が、なんかこう、気圧に対して弱い人にとってはよろしくない日だったらしい。さっき読み返していた向田邦子のエッセイでも、新緑の季節は頭がぼーっとして脳味噌にビニール袋がかぶさっているみたいだ、とかそんなことが書いてあって、この感覚にその形容をあてるとはさすがの聡さであるが、つまりそういう状態だった。やろうかな、ということも取り立ててなくて、マックのナゲット15ピースを食べておくべきである、という心の声と、しかし今回の限定ソースはどちらも全然そそらないので見送って然るべしである、という心の声が相剋しており、外に出ようとする意志がひとかけらもないあたり、全く身についた心性というのはしょうがない。