人と飯を食いに行った。焼き場の火力が異常に低く、半分炙り、半分ノーカンみたいな状態で、言って諸々取っ替えてもらったが、やっぱり火力は心許なかった。帰る時に隣の卓を覗いてみたら、三倍くらい燃え盛っていた。連休ということで客が絶えず、ガス機器も臍を曲げていじけていたのかもしれない。同情すると同時に、でもやっぱり焼肉は肉を焼いてこその焼肉だよなあ、とも思った。ぬるいそうめんは、確かにそうめんだが、でもそうめんを食べるなら冷たいのをつるりとやりたい、というのは我儘ではあるまい。初めて公園の芝生に座った。ずっと横目に見ながら通り過ぎていたが、気持ちよかった。
