今日、目的地に向かっている時におはようございますの『MIMIZU IN THE DANCEFLOOR』を聴いていた。
音楽を聴かないと心が持たない。
近くに芝生が広がる公園があって、芝生を突っ切ってもいいのだが朝露でどろどろになっていて靴が汚れる。だから朝はいつもアスファルトの歩道を辿っている。
道半ばで、アスファルトの上、死にかけのミミズを発見した。霜のおかげでカピカピではなかったが、体の一部が踏み潰されており、もう長くなさそうだった。
イヤホンからは蚯蚓が踊り狂う音楽が聞こえている。
気持ちのいい晴れだったから、「太陽はどこだ」とか言っている場合じゃない。
薬漬けの土を掘るまでもなく歩道にしゃしゃり出て墓穴を掘っている。
ミミズだなあ、と思った。
実家前の河原ではよく乾涸びて死んでいたが、ここまで瑞々しく死にゆくミミズは初めて見た。
だから何と言うこともないのだけれど、天日に曝されて死にたくはないな、と思った。
ミミズに学ぶことではなかったかもしれない。というかそもそも、学ぶことではない?
その後は『すごい』が続く。
明日見たら凄い有様になっているかもしれない。