他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

オレンジ色だ

糖分が身体中に巻き起こり、ものすごく急速に眠くなる事を承知の上で、干し柿が食べたい。干し柿は、見た目は完全に悪性腫瘍で凄い色になったぶよぶよの塊ではあるのだけれど、食べ物としての満足度はとても高いと思う。砂糖の甘さとは異なる、果物(柿って果物だよな……?)の糖度で下を塗り潰される幸福な感覚である。あのタイプの甘さを摂取し続けても、体を悪くしないんじゃないかと思ってしまうほどの。てろてろの中身と、クリクリした食感の皮と、それから、種の周りのプリプリした果肉が美味しい。種の皮に歯が擦れると途端に苦味が現れるので、種を傷つけないよう慎重に身を剥いでいく必要がある。干し柿の製造工程上、ヘタがとても乾いているので、その萎び具合を楽しむのもまた一興である。表面に吹き出している、白い糖分に思いを馳せながら、2個くらい一気に食べると、スイートネスが体を駆け巡って眠くなる。甘いものを摂取するというおやつの目的をきちんと果たしているとは言える。干し柿が食べたいなぁと思う。芋けんぴでもいい。スーパーで売っているビニール袋に入ったものでもいいのだけれど、美味しい芋けんぴは金属の箱に入っていて、和紙のシールで商品名が貼ってある。安い芋けんぴと高い芋けんぴの何が違うのかと言えば、まずは色である。高い芋けんぴは、さつまいもの色をしている。あと、硬い。砂糖がしっかりついているからだろう。高い芋けんぴは美味しいのだ。干し柿と同じく、食べ終わった後に眠気が襲いかかってくるのは、もう仕方のない運命として受け入れるしかない。美味しくて体によいものは、難しいのだから。「インピオ」という言葉の意味を知らなかったが、使われているエロ漫画の内容から意味を察することに成功した。知らない言葉の意味を推察し、およそそうらしいと確信する過程は、帰納法を途中でやめて演繹法に乗り換える感じがする。直通ではなくて、乗り換えのために少しだけ歩いてごまかしているので、この間隙を埋めるためにきちんとソースを求めて調べなければならないのではあるのだけれど、意味を知った後でこの言葉を改めて調べなおすというのが恥ずかしいので、憶測から得られたそれらしい意味でよしとしておく。しばらくなさそうな気がするが、インピオ大好き人間に遭遇するような事があれば、事実確認をしたい。「あれって、こういう意味なんですよね?」と。子供からその意味の照明を得たいとは思わないが。