他愛がない

めぞうなぎと申します。文字の話です。日記が置いてあります。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

仕込まれたので孵るのを待つのみ

蓋を開けたらコバエがぶあああと吹き上がってきたので、もう一度惨劇が起きるかもしれない。コバエがホイホイを見ると容器の中でいっぱい臨終しているのだが、そのいっぱいを4倍したくらいの物量で攻められている。落城したくないのだが、人海戦術のすごいところは人海戦術であるところである。人ではなく虫だが。おにぎりとバナナを同じ容器に、ほんの數十分一緒に入れていただけなのに、完全におにぎりがフルーティーな香りをまとってしまい、一口パクッとするたびに芳醇な甘さが口に広がり、生理的に無理だった。よく熟したバナナを舐めていたとも言えるが、それにしても海苔の磯香を掻き消してバナナが凱歌を上げるとは誰が想像しただろうか。バナナ風味のパンは美味しいが、バナナ風味のおにぎりはゲロ吐くほどではないが食みつくのを一瞬躊躇する程度にはナシなので、匂いの移りやすいものには注意していきたいですね。5時間くらい、動画のスクリプト起こし作業をしていたのだが、めちゃくちゃめんどくさくて、耳と頭と手と目を同時に使う作業だとは知らなかったので、びっくりするほど疲弊した。パソコンのスピーカーとマイクを内部的に繋げて自動音声入力に投げる方法があって、それを試したのだが、環境音がきついせいかさっぱりディクテーションしてくれなかったし、外接スピーカーをおそらくマイクが内蔵されている部分に近づけてもこれまたぴくちり文章に起こしてくれなかったので、動画を裏ウインドウで垂れ流しながら、最上部ウインドウでGoogleドキュメントの音声入力ツールを起動して、動画を肉声で復唱して書きとらせるという間抜けな事をしていた。脳味噌の裏側が煮え繰り返りそうなほど面倒でしちめんどくさい作業だったが、いちいち数秒刻みに動画プレイヤーを停止してちまちま書き起こしていくよりは精神的によっぽど楽である。今まで音声入力を使った事がなかったが、固有名詞や口語的にこんがらがった音の塊はほぼ例外なくトンデモ変換の餌食になるけれども、はきはき発音できる場所、それほどクセのない名詞部分に関しては、それなりの精度で聞き取ってタイプしてくれる。橋端箸みたいな同音異義はまだまだ脆弱にしても、おおまかに骨子ができていくだけでかなりありがたい。全てシャドーイングし終わった後に、出来上がった文字列と実際の発声を突き合わせていく過程があるわけだが、これまたジリ貧と言ってよいほどメンタルを鬼ヤスリで削られるので、憔悴した。