他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

くまさんの森

降ったり、うだるほど照りつけたり、叩きつけるように豪雨になったり、振れ幅の大きい天気だった。湿度は一日中変わらず、とにかく蒸し暑い。窓を開けて外気でそよそよしようとしても、湿気がべちゃべちゃと粘りついてきた。下校中の親子も、今日はどうしてこんなに蒸し暑いんだろうね、と言っていた。すごかった。今日は、やらなきゃいけないなと思っていた事の2割、あるいは1割くらいしかやっていないかもしれない、を済ませた。口座から口座へお金を移したり、区役所へ書類を取りに行ったり。引き出す口座の印字を見て、思ったよりあった。思ったよりあるとありがたいが、最近は現金よりもカードで引き落とす事の方が多くなってきたので、手持ちの金が減らないだけで口座残高はバンバン減っている。想定外と現実を擦り合わせると、結局プラマイゼロになるだろう。だいだい全てが集約されている口座に入れに行くと、こっちはこっちでまたぞろ想定を上回る金額があって驚いた。コロナ騒ぎのせいで一部の引き落としが遅れているらしく、多分それのせいである。結構前から、差っ引かれても大丈夫な残高を保とうと腐心しているのだが、早く持って行ってもらわないと、思ったよりも金がある幻想が付き纏うのでいけない。家賃を払っておいたので、今月は困窮する事はないはずである。来月は、そこそこまずい気がする。まあ、それはそれとして。コンビニでコピー機を使った後、いつもと違う道を散歩代わりにふらふら歩いた。ぎらぎらと晴れていたのに、湿気だけはものすごく、マスクの中がサウナ状態だった。これだから不敷布マスクは嫌いなのだ。各戸配布の布マスクは、密閉性がほどほどなので蒸れずにちょうどいい。飛沫散布の参考動画とかを見ると、「バナナ」「パパイヤ」「パイナップル」というそりゃ飛沫が飛ぶだろうがバカヤロウと言いたくなる音素の言葉を、いやに力んで発語しているものだから、やり過ぎだろうと思う。理想状態を求めるのもいいが、リアリティとの折衝を挟まないといびつな結果にしかならない。道中で、個人経営のパン屋を見かけた。個人経営の何かが好きだ。ソフィスティケイテッドなやつではなく、垢抜けないタイプのそれが。6枚切りの食パンと(6枚切りの表示があるやつを買ったのに8枚切りだった)、チーズパンみたいなやつと、りんごとレーズンが入ったやつ、それからあんぱん。山崎退を思い出したので。商品のポップが貼ってあるやつをレジに持って行ってしまった。とらのあなで同人誌を買う時によくやる。チーズパンみたいなやつは、天面にチーズが乗ってカリカリに焦げたようなあれで、中に薄くチーズの層があって、しょっぱさとか甘さとか、いい感じのバランスだった。あれはもう一度買いに行きたい。食パンも結構美味かったが、食パンの味を形容する手持ちが少なくて、美味しくないなんて事は絶対にない、程度しか言えない。