他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

葉脈を針金に差し替える

茶や金なんてありふれたもので、ピンクや青、緑なんかもそれほど珍しいものではないような気がする。頭髪の話である。髪を紫キャベツ色に染めるおばちゃんもなぜか絶える事なく一定数存在するが、染髪する人間はいっぱいいる。ハリーポッターに出てくるトンクスみたいに好き放題できれば億劫ではないけれど、現実では様々な工程と頭髪へのダメージが必ず付きまとうものだから、全然やろうという気にならない。まれにギョッとする色を見かける事はあるけれど、大体のカラーリングは見慣れてしまった。夕方、大通りで信号待ちをしている時に、そばに親子連れがいた。娘の方の髪の色が、なんと言うのか、「灰を被ったみどり色」で、ものすごく驚いた。ちっちゃかったので染髪なんて絶対していないはずで、するとあの色は地毛だという事になる。ペイントソフトで描画して画像でも載っければラクなのだが、6年間美術部に在籍して結局絵の具の使い方がさっぱり分からずに終わった身には酷な話である。すごい色だったのだ。ああいう色……。いいね……。のっぴきならない諸事情で人からもらった東京コルンバンの菓子折りを朝ご飯代わりに食べた。米を炊くのを忘れていた。美味しいし、人がお土産用に買って来た箱入りの菓子がまとっている特有の匂い(バターの匂いなのかな?)がするし、全く悪いものではない事自明の極みなのだが、別に宮内庁御用達と書かれているほど大した味じゃねえなというのが正直な感想である。美味しいのだが、正六角形の能力グラフの優等生みたいに、尖ったところがないので、受け止めて痛いところがない。ドッジボールみたいに。高級な味覚はインストールされていない。ロッテリアの調味パウダーをふりかけて袋の中身を撹拌するタイプのポテトを初めて食べたのだが、マックのポテトでいいじゃん、と思った。めんたいマヨ味の調味パウダーのはずなのに、それっぽい味がするだけで、脳味噌が「嘘じゃん」とせっついてくる。これなら、何も考えずに油と塩の味がするだけのマックでいいじゃん、と思った。でも、バンズと中の肉は美味しい。ほんとだよ。今日で今年度も3月も終わりらしいのだが、昨日が最後だと思っていたから、意識の中に生まれた空白のせいで何をするでもなかった。ご飯のおかずみたいなものを切らしてしまったから、明日あたり買ってこないといけない。明日を過ぎると、予定がみちみちに詰まっていたような気がする。やだなあ。