他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

どこか憎めないなら全てを憎め

チョークの事を白墨とは言いますが、墨みたいに付着したら一巻のエンド、フィーニス・オブ・ザ・ワールドって感じはしませんよね。ついたら取るのは確かにめんどくさいけど。響きはすごくいいと思います。石川啄木っぽいから。スモウレスラーが一握の塩という詩を書くといい感じになるんじゃないかとずっと思っていますが、詩情豊かな大銀杏は出てきませんかね。今日も割と体力というか、HPじゃなくてMPの方が足りない日だったので、体重が前にかかりながらよろよろとつんのめった感じのある日だったです。一年の計は元旦にあるらしいけれど、一日の計は寝起きにある。起きた瞬間に今日はまあいけん事もないかもしれんなというフィーリングが壊れた蛇口くらいぴょろぴょろ水脈を描いている日と、あーもう無理オールイズアップ為す術なしな日と、大体2つよね。真実はいつもひとつらしいけど。もっと渾々と湧き出る日があってもいいと思うんですけどね、残念ながらないんでね。日が落ちるのが早くなった。気温もそれなりにそれっぽかった。まだ16時かあと油断していると、あっという間に外が軽めのブラックで下地を塗ったようになっていて、時間を間違えているはずはないのだが人生の時間を大幅に損したような気分になるので、どうしようもない事は頭で嫌という程分かっているものの、もそっと優しい落日の方法はないものかと思う。あまり太陽が露出していなかったので、少しは寒いかと長袖を着て外に出たら暑かった。ただし、それは歩いている最中に暑いというだけの事であって、身動きを止めて居どころを定めると可もなく不可もなく、気にならない程度にはなっていた。乗った電車の座席に、「この座席は汚れています。他の座席を御利用ください」的なメッセージの印刷されたカバーシートがかけてあって(シートだけに)、世の中にはこんなもんが存在するのかとまた一つ世界に関する知見を新たにした。午後2時とかそんくらいの時間だったはずだが、その時間帯で人様が座るに気後れするような汚れ方をするとは一体どんな事があったのだろうか。というか、あの座席はクリーニングしてそのままそっと実用に戻されるのか、それともあの部分だけ取り外して新しい座席をインストールするのか、どうするのだろう。何で汚れたのかしら。酔っ払いは、確かに、都会には時間問わずいる。子供がお手洗いを我慢できずに大なり小なり粗相をしてしまったのかもしれない。しかし、あの汚れていますカバーが醸し出していた、遺骸を隠すシートみたいな雰囲気が異質だった。