他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

オール・イン・∞

近頃の寝起きが最悪にワーストなので頭が痛い。物理的にも精神的にも。洗濯物を干した。まだなくなっているところを見た事がないが、洗剤もいつか店頭からその姿を綺麗さっぱり消す時が来るのだろうか。石油ショックとは、そこがまだ違う。洗剤なんか買い占めても、しょうがない。洗剤の消費はそこまで激しくない。3人くらいを越えると、そんな事も言っていられなくなるかもしれない。洗剤で、枯れ木に花を咲かせたりとか。特に話す事がない。あれもこれも、と控えていたら、ただでさえ矮小な行動範囲がさらに豆粒みたいになってしまった。よく通るでかい門に覆いかぶさるように、桜が白く咲いていた。桜はピンクだとか桜色だとか言われるが、日中の太陽の下で見ると、白く見える。水に溶かして正体を失ったピンクがほんのり透けて見える、いや、桜には大体ピンクが混じっていると刷り込まれているから無理にでも見出すのかもしれないピンクっぽい色が透き通る桜は綺麗だ。葉っぱが少しでも混じり始めると、途端に冷めるというか、熱されるのが難しくなる。豆ご飯ではなく、白飯が好きなのだ。盛り上がってうねる、ちまちました欠片の集合体を、日差しの下から見上げると、綺麗な気がして来る。ヨーロッパで教会のステンドグラス越しに浴びる、きついセロファンみたいな光より、押し付けがましいところがなくて好きだ。何も差し出して来るところが、押し付けて来るところがない。照らされるままに、ぐうたら寝転んでいるような無干渉を感じる。そこには主張もメッセージもない。今年は、どうにも花見はできなさそうだが。元よりする予定もなかったので大差ない。レジャーシートを広げて、2時間くらい、風に吹かれながら河川敷的な場所でぼんやりしたい。頭の中からさらわれていくものは、ひとつとしてない。冷蔵庫の裏に匿っている缶瓶ゴミ類が溜まってきた。捨てないといけない。捨てないと。何より邪魔だ。嵩がなかなか減らないタイプのゴミだ。地震が来ると、家の中ではまずあそこから轟音がするだろう。割れはしないと思う。でもうるさいのは嫌だ。ゴミが溜まっているのが無性に嫌になって来るが、燃えるゴミの袋は2つ展開されている。一貫性がない。複線だ。ぶつかり合う複線だ。すっかり冷めた緑茶の中に、細長いカスみたいなものがひとつ浮いている。消しカスに見える。でも、お茶っ葉のカスかもしれない。消しカスを食べた事は、意識的にはない。分裂する。