他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

粘仏

昼前に起きた。体調がよろしくなかったのだろうか。そのくせ、20時を過ぎた今の段階で眠いので、もしかしてこれは、春眠……のアレなのかしら。や、あれは早起きが難しいという話であって、早くに眠いというのは別問題か。春だ春だと言おうとしてみるものの、気温があまり春からぬ(そんな言葉あるのか? 春らしからぬか)寒さであるから、そんな感じもしない。桜を見てみるのでも、そういう気分を味わえるのかもしれないが、桜を見るよりは、ヤマザキ春のパンまつりが始まっている方が、私にとってはよっぽど春の号砲である。春よ進めいざゆかん、割引シールの貼られたダブルソフトで点数を稼ぐのだ、されば無垢の皿が与えられん。あの祭典といえば無地の白くてぬったりした皿だというイメージがあるのだが、きっとまだそういう皿が頒布されているのだよな。不安になって調べてみたが、そうだった。しかも、春のパンまつりヒストリーという、歴代のパンまつりで頒布された白い皿が時系列で一望できる、ギャグか間違い探しかみたいなページがあった。白くて、概ねの形状が一緒で、のっぺりした皿がただただ並んでいるだけの景色は、なぜだかとても面白い。ところどころにパン製品の画像が挟まってくるが、ただただ邪魔なだけである。知らなくてもよい、よく分からない事をまたひとつ知ってしまった。いつか、どこかで使う時が来るのかな。今日は、特に何をしたわけでもなかった。起きた時間もよくなかったし。買ってきたソーセージと目玉焼きをご飯にした。別にそこまでソーセージが思ったほどではなくて、肉であるという点以外にこいつに何かを見出すのは難しいんじゃないかという気がした。惣菜パンに入っているウィンナーだかソーセージだかしれない肉らしき物体の方が、よほどそれらしい気がした。なんでだろうな。『ぷりぷり県』を、頭のどこを使うでもなく読み直しているが、面白い。そもそも、何かを読み返すという事がないので、再読しているというだけでも私としては驚くべき事である。何と言ったものだか、話の本筋に関係のない、つとむの絶妙な顔であるとか、擬音の妙ちきりんな感じであるとか、言語にはならないあたりの、人間の情緒のスープみたいなところがぱちゃぱちゃとさざめき立って喜んでいる感じがある。そうでなくとも、読んでいて全く何について生産的に繋がるものでもないという点が楽である。読んで、そして、別に何という事はない。