他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

耳で感じて

流し下の、Gを捕獲したと思われるホイホイを捨てた。頭の中に、具体的なイメージはあるのだが、イメージと現実の答え合わせをしたくなくて、つまんだ後は、目を瞑って、濃い色のビニル袋に入れて捨てた。さて、これで安心と思ったら、何かがところどころにぶつかるような、小刻みな音がする。うーん。これは。もしかして。いや。しかし。とはいえ。現状が。要するに。つまり。ホイホイハット(hutの方)が実現した内部宇宙を確認する事なく廃棄したが、その機能的役割を果たさずしてほかしてしまった可能性があるわけだ。捨てた(と思しき)個体の他にも、実はまだ存在した、という線もありえなくはない。一匹いたらいっぱいいる、というのが、あいつとネズミを見た時の合言葉だ。去年の冬は微塵も音沙汰がなかったのに、どういうわけで巡り合わせで今秋から姿を見せ始めたのか、いや、見てはいないので存在を匂わせ始めたのか、不思議である。寒いと、暖かい住居に現れてくる、とは聞いた事があるが、冬は冬で寒いものだし、なぜゆえ去年は出没しなかったのか、その説明ができない。何か、何かが変わったのだろう。で、その何かがなんなのか分からないので、とりあえずホイホイで蓋をしているわけなのだが。奇ッ怪である。まあ、そんなにぽこぽこと、蜘蛛の子のように出現せず、単発でちらほら姿を見せるくらいであれば、こちらもまだ心をなんとか平穏に保てようものである。頭の中の茫漠が重くて、昼前くらいまで寝ていたのだが、洗濯物を、衣類とシーツで、計2回回した。やっとこ、シーツが洗えたわけだ。干す頃には、太陽が軒先に陰を落とすような時間になっていて、ちゃんと乾いているかどうかは分からず、そろそろこの季節で屋外生乾きのシーツに横たわると生寒くてひえっとなるのだが、まあ大丈夫だろう。敷き布団も、屋外に引っ張り出して、端から端まで、一度徹底的にしばき倒してやりたいところだが、なかなか構造的に難しい。読む本がないなってしまったので、本屋に行きたい。いや、買わなくてもいいので、図書館で借りてくるのでもいい。ただ、本屋の文庫本コーナーをうろついていて、たまーに、偶然、掘り出し物を見つける事もあるので、どっちがどうというのでもない。どっちもありだ。単行本は、自分で買うには少し考える時がある。でかいし。とにかく、何か、小説を、フィクションを、頭の中に入れ続けないと、現実認識が壊れてしまうので必要なのだ。