他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

見えないものが見えている

タグをつけろじゃね〜〜〜。うるせ〜〜〜。物事を括るな。分かった気がするだけだ。実際に分かったかどうかはともかく。手触りをもって、肉を腑分けしなければいけない。肉を食べに行った時の、部位とか産地とか重さとかが書いてある紙とか札とか、ああいうのを丸呑みするようではいかんのじゃないかと思う。例え話だけれども。流しで手を洗っている時、ゴキブリホイホイの中に置いた、エサの、濃い生ゴミ臭みたいなものがふらりと漂ってきて、うわっと思った。もしかして、中の袋を食い破って、ホイホイから逃げ出したのではなかろうかと。そして、これは、大変認めたくない事ではあるが、しかし事実であるので書いてしまうが、ゴキブリがゴキブリホイホイにかかる事によって、逆に、ゴキブリの存在が具体的なものとして立ち現れてくるようになってしまった。流しの下のあれ、紙製の小屋みたいなあれに、少なくとも一匹、かかっていて、昨日の夜もカタカタカタカタうるさかった、もしかして二匹目以降もかかった可能性がある、まったく、ゴキブリASMRといった惨状で、小さな物音に反応してしまう。息絶え、生命活動をやめ、平穏な夜が戻ってくればまた別なのだろうが、今はダメだ。ゴミの日に、今出してあるホイホイを全て廃棄し、新しいものを設置しなければ、魂の平穏は生まれない。あるいはこれが、殺生の報いとでも言うのだろうか。よくないよね、でも、殺す事で生きているんだ……。または、奪う事で。何の話だ。ゴキブリに怯えている話を、大きくして悦に入るんじゃない! 昨日の夜は、梅酒を許容量よりちょっとだけ多く飲んでしまって(それでも100mlあったかどうかである、外では絶対飲まないようにしよう)、ふらふらして、日が変わる頃にはおおよそ抜けたが、一番ひどい時に、2時間くらい寝てしまっていたから、あまり寝られなくて、井上ひさし、四捨五入殺人事件を最後まで読んでしまった。これは、タイトルがどういう事なのか、分かった時に、というか、分かる頃には他の事もずんずん判明してハッとしっぱなしなのだが、あ〜上手い事やるな〜と頷いてしまった。小林賢太郎のコントを観る時に、ちょっと近いかもしれない。素朴で、おとなしい文体で、井上ひさしのスタイルってこんなだったかなあ、と思った。ちょっとだけ他にも読んだ事はあるが、それは、私が文体とかの意識に目覚めるよりずっと昔だ。ちょうど、積んでいた本がなくなったので(あるにはあるが洋書なので進みが悪い)、また今度本屋にふらっと行こうか。