他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

魚チー

深夜に初詣に行ったが、手水が例年と変わっていた。柄杓で手を清める形だと、柄杓が不特定超多数に触れる事になるので、そもそも御手洗がないのではないかと思っていたが、さすがにあった。石のでかい器みたいなやつ、あれに水を溜めておくのではなく、水源から水が湧いてくるあの竹の水道を、石の幅からはみ出させ、下の排水用砂利に落ちるようにしてあった。これには、確かにそうだなと思った。水が、その人だけに触れるようにすればいいわけであるからして、竹延長はスマートな案であった。私はそれについて片鱗も考えなかったので、やはり実地にいなければ思いつかない事もあるのかしら。日が変わるまで、参拝はできないにしてもそれに準ずるアレ的なアレかと思っていたが、幸先参りとかいう言葉を知った現今、普通にできた。年が変わってからやりたい人が残って、そうでもない人は先にできた。待っても仕方がないので、先にやった。おみくじは、じゃらじゃら積んである中からつまみ出すいつもの形式だった。まあ、くじを触りまくって探る人は、そんなにいないだろう。去年までと違って、境内にはそれほど人がいなかった。早めに済ませた人や、ホットタイムを外す人が多いのだろう。気持ちはよく分かる。私は、ただルーチンを崩すのが気持ち悪いという、ただそれだけの理由で行ったので。母の実家に行ったが、雪がそこそこ降っていた。どんどこ、でかい雪粒が落ちてくるような熾烈な雪ではなかったが、しんしんとゆっくり降り積もり、手でさっと掬うと並みの雪玉はすぐに作れてしまうくらいだった。骨に沁みる寒さではなく、パーカーをパーカーの上に引っ掛けているだけで事足りる気温だった。とりあえず、弟と雪だるまを作った。適当にぺたぺたと雪を次々くっつけていると、綺麗な円にはならない。でこぼこで、微妙な楕円にも足りないような、おむすびみたいな。上手くやらないと手の形が残るし、誰に見せるわけでもないのでそこまで完璧には仕上げなかった。雪玉を殴りつけて、2つの目玉と、ちっこい鼻と。雪がふわふわしていたので、頭に乗せてアフロにした。アフロになっていたのか? 雪だるまに帽子やバケツを被せるのは見るが、髪の毛を生やしているのは見た事がないような気がするので、頭髪を設けた。で、雪合戦をした。庭と車庫と道路を使ったフィールドで、途中からゲリラ式の雪合戦になった。相手がいると思われる、見えない植え込みの向こうに玉なり、固まっていない雪を投げて被弾を狙ったりした。すげえ疲れた。