他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

行動に音がついてくる

渋谷は今日も、飲食店の出した生ゴミやらがカラスに突かれて路上に散乱し、人々もそれを見て見ぬ振りで通行していて、すばらしい街だなと思った。トレンドの街としての渋谷には一ミリも価値を見出していないが、ゴミが散らかる汚い街としては大変愛している。そもそも路上で汚くないタイルを探す方が難しい場所だ。だいたい黒くスレていて、だいたいガムがへばりついていて、だいたいどこかに吸い殻なり何なりのゴミがポイポイしてある。車止めの柱に開いた、チェーンを通すための穴にさえゴミが突っ込まれているのだ。人が、上っ面を保つために削ぎ落とした余分な思考の汚穢が、具体化して立体にへばりついている場所だ。あそこにすすんで行くような人は、地面を見て歩かない人なのかもしれない。私はゴミが好きだ。深夜か明け方、不良の集団が捨てたのであろう、松屋のテイクアウト容器を見た時はクラクラした。あそこまで恥部と華々しい部分が同居している場所もそうないと思うのだが、どういう神経をして、どういう事を考えながら歩いているのだろう。渋谷を華々しいと思った事は一度もなかった。そこは嘘をついた。汚くて、面の皮が膨れ上がった街だなとどこかで思った記憶があるという感覚がある。朝食に、昨日買った、何かのパン的なやつを食べた。レーズンブレッドのような、てっぺんの方はクロワッサンぽくて、アーモンドのスライスがくっついていた。口の中がみちゃっとする甘さがあった。昨日食べた何かが美味しかったが思い出せない。ソーセージロールではない方なのだが、あれは一体何だったか。思い出した、チョコドーナツだ。ミスドのドーナツは、おいしいのだが食後の口の中に、油の苦味というか、舌が鈍麻したような感覚が残って、あれが好きではない。何なのだろうな、あれは。一回行った切りの、個人経営のちっちゃなパン屋で買った、チーズパンがおいしかったので、また行きたいところであるが、こんな情勢であるので、もしかすると2月7日まで休業しているかもしれないと書こうとしたところで今日が8日である事を思い出した。延長されたせいで、まだ蘇生していない仮死体がたくさんある。そのまま本当に逝ってしまうのではないかというところもある。2日が節分だったのも今思い出した。そんなイベントあったな。帰りに、エロショップに寄ってコスチュームとかランジェリーを見てきたのだが、ロリパンのコーナーにあるのはどれも言語道断に可愛くなかった。