他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

なぜなぜな〜に

冷蔵庫の中にエビがあるのを忘れていた。どうやって食べようか思案中である。卵を一人当たりふたつくらい使って、エビ天津みたいにならんかなと考えている。人生で、天津飯なるものを食べた事は確かにあるはずなのだが、具体的な記憶が薄いというか、多分あそこで食べただろうなぁ、食べたとしたらあそこ以外にはねえなくらいの絞り込みしかできない。目の前にぽとりと置かれた記憶もないではないのだが、これはあまりに思い出せない思いつかないゆえの捏造かもしれない。そもそも天津飯って何なんだろうか。ご飯が丸く盛ってあって、その上に卵がかぶさって、何かしらの餡が乗っている、これが天津飯の構成要素として考えていいのだろうか。もっとあるのかしらね、これがなくっちゃ天津飯じゃないじゃん! というエッセンシャルなものが。食い物の事以外で変化をあまり感じられないので、食い物の話ばかりする事にするが、私は今まで、イングリッシュブレックファストとは、ソーセージベーコンハッシュブラウン炒めたトマト炒めたマッシュルーム目玉焼きないしスクランブルエッグビーンがエレメントだと思っていたのだけど、これはあくまでも、メジャーな方のテンプレートであって、メジャーではない方のテンプレートもあるらしい。私はそれを聞いておったまげてぶったまげたのだが、これを知ってそうならなかった人がいたら教えて欲しいくらいである。オムレツとスモークサーモン、これにパンがついたもの、それもまたひとつのイングリッシュブレックファストの形らしいのである。私が話を聞いた人の言葉をだいたいそのまま引用すると、卵二つくらい使ったまあまあでかいオムレツと、「馬のウンコみたいにもりっと」したボリュームのスモークサーモンが皿に相乗りしているそうだ。?????? どういう事? 食べ物それぞれとしては、決して悪くない。むしろうまいものである。イギリスで食うスモークサーモンはうまい。しかし、なにゆえなぜにそれがオムレツと席を同じゅうするのか、どうしてそのふたつを朝のいの一番に食うメニューに据えようと思ったのか、これが分からんのである。結構ボリュームがあるんだ。それを注文した人は、「うまそうに」食っていたそうなので、つまりなんだかんだ言ってもうまいのである。あぁ、異文化だなと思った。これに対して何を言うでもなく、事実としてお腹にすっぽり入れた。人間の想像力も捨てたものではないが、事実は小説よりも奇なりとは、全くその通りではないか?