他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

うなぎのカッパ焼き

雨が降っていたので最悪である。一日降っていた。ずびずばずびずばずっと水音がしている。昨日洗濯物を取り込む時、竿の端っこに風で追いやられていたと思しきシャツがびっちゃびちゃになっていたが、それも一日見て見ぬ振りをした。一方の端から他方の端まで移動して、物干し竿を味わっていた。明日には止むらしいので、明日洗濯物を干す時に救出したいと思う。救出というか、骨を拾うというか。本当はシーツを洗いたかったのだが、天気にめちゃくちゃな邪魔をされた。なかなかシーツが洗えない。今日か昨日か、すごく嫌な夢を見たような気がするのだが、思い違いだったか。人それぞれにアイディアが落っこちてくる時間帯、あるいはシチュエーションが異なると思うが、私の場合は布団に横になってから寝付くまでの間が、一番脳味噌が元気である。それとも、脳味噌の全く役に立たない部分が、と言うのが正解かもしれない。自分が面白いだけのアイディアがいっぱい出てくるので、その存在を最近思い出したノートに書き留めている。12年間くらい硬筆を習っていた、むらむらするほどいい字を書く人に、私の字は「きれいではないが読みやすくていい」という評をもらった。これは少なからず嬉しかった。左利きにしては頑張っている方である。その人の字は、振る舞いが大ぶりでありながら、がっちりした骨太な感じと、ふと外した悠長さみたいなものが混じっていて、とてもよい。昨日、今日は買い物に行こうとか考えていたはずなのだが、その考えは起きた瞬間に頭の中で粉砕した。雨は全ての行動のimpedimentになる。きのこがないし、オリーブオイルの残量がピンチだし、買っておきたいものはあるのだけど。ここ数日なんとか我慢していたが、晩飯の後の皿洗いをしている時、ついにまともに流れる事を止めたので、キッチンの流しを掃除した。油絵の具の汚いところだけを煮詰めたような地獄が形成されているので、可能であれば関わりたくないのであるが、水回りは人間誰しもが避けては通れない道であるから、向き合う事にした。ああ、家事に参画しない人は知らないままなのかな。直接触るのが嫌な状態になっているのは分かりきっていたから、厚手のジッパーバッグを片手に装着し、そろそろ交換の時期だった歯ブラシを他方の手に持ち、湯を流しながらちまちまやった。形あるものが漏れないカゴのその下、なんかのパーツもすごい事になっていて、そこは手が届かないので、ちょいちょいして危険を感じて触らなかった。パイプユニッシュ的な、でろでろを溶かすものが必要である。