他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ヴァンダイクブラウン

録画されていたので、『岸辺露伴は動かない』のドラマとアニメを観た。通しではないが。英題がThus spoke Rohan Kishibeだったので、どっちが先かは分からないが、英題を元にすればタイトルは「岸辺露伴かく語りき」という事になる。アニメの方は、原作の雰囲気や(読んだ事はないのだけど)、台詞回しを尊重していて、アニメ化らしいアニメ化と言える。尺の問題か、少々飛び石気味なところはある。ドラマの方が、結構驚いた。日本のドラマの画面に感じる、拭い切れないチープっぽさがなく、原作の独特な言い回しならぬ「身体回し」を、違和感のないように、しかし確実に取り込んでいた。また、クール構成全体で見ているのか、エピソードの順序を適宜組み替えている。こちらはだいたい一時間枠なので、描写や空気感の醸成に充てるための余裕があり、決してとっつきやすいとは言えないだろう伝奇っぽさがドラマとして組み立てられていて、構成の上手さを感じる。総じて、感覚の良いスタッフが丁寧に作ったものという感じがして、とてもよかった。/私は、皆マリトッツォと言いたいだけなのだと思っているが、違うのだろうか。遠目に見た時、中にクリームではなく、米が詰まっていても、誰も気が付かないと思う。