今日の暑さには湿気が混じり、ねとりべそりとして、ああ、日本のいやな夏がぐんぐん近づいているな、とげんなりする。日傘を差して歩いていると、肌の赤くなった人が結構いて、ありゃ日焼けか、大丈夫なんか、と心配だ。今すでに赤くなっている人は、ハイシーズンには真っ黒になっているだろうから余計なお世話だろうか。頭が回らないというのか、思考が根付かない状態のまま続いている。どれだけ寝ても眠いので、自分のことがよく分からない。おやつにしている氷砂糖が馬印で、1895年生まれであることを今眺めて知った。思ったよりだいぶ老舗だな。