他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

神話それ自体が体系

寝付きはよくなった。治ったのはいい事だ。顎をカミソリで引っ掻いて出血するたびに絆創膏を探しては、小指の爪くらいしか有効範囲がないちびいのしか見つからなかったが、机の上の紙束の隙間に絆創膏が、普通のサイズの絆創膏があった。絆創膏を持ち歩いてはいるが、持ち合わせているわけではない。怪我をして、絆創膏を消費するたびに、またやったんか補充しとくね、っつって財布に絆創膏を一枚入れてくれるシーンを最近見た覚えがあるのだが、一体何の何だったか。財布にコンドームを入れておくのは絶望先生で見た。漫画に登場する、財布に入っている類のアイテムを寄せ集めると、もしかして財布には小銭も札も入らなくなってしまうほどパンパンになるのではなかろうか。薄い、というか、システマチックな財布を使っているやつは金への信頼というか、執着というか、その辺の寝汚さみたいなのが薄そうだ。キャッシュレスで払うと、金って何だという気分になってくる。通帳の上での、足し算引き算にしか思えない。実感も充実もない。ある間口を、出たり入ったりしているだけだ。交通量調査の何が楽しいのか。分からん。銀の匙を観終わってしまった。二期まで。面白かったのに終わってしまった。確か、原作の漫画は完結しているはずである。最近だったか、去年の五月だったか、全く覚えてないが。週刊の漫画雑誌を追える人はすごいと思う。読まないやつもあるのに、それを毎週足繁くどこかで買いに行かなければいけない。電子版だとそうでもない。そういうマメさは、ない。好きなものは好きだが、その最も新鮮な瞬間まで求めるほど、気持ちを抱えられるキャパシティがない。何と言うか……。観るものを探してふらふらしていたら、四畳半神話大系のアニメがあった。森見登美彦の小説は、一冊読んだ事があるような気もするしない気もする。ない寄りのあるだと思う。一番有名なやつか? ペンギン・ハイウェイは映画アニメになっていた気がする。太陽の塔も名高いか。とにかく、聞いた事は間違いなくあったし、随分幾何学的な画面調だったので、面白い表現がありそうだなと思って観ていた。面白い。まず、基本的に主人公がずっとしゃべっている。しかも、耳で聞きとるには難い文字列も並べて。私は口数の多い、費やさなくても良い文字数を費やす燃費の悪い文章が好きだ。それがごてごてするのではなく、クリスマスツリーに乗っける白い綿がごとき働きをするならばなおさら。幾何学的なので、溶かす伸ばす展開するなどの映像表現もいっぱいある。こういう、絵面のシャレみたいなのも楽しい。明石さんみたいな、どこを向いているのか分からない女子が好きだ。