他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

業とチーズ

めちゃくちゃに雨が降っていた。びちゃびちゃどころではなく、ひどい瞬間になると、ずごごごごごという音ならぬ音が文字起こしできそうなほど苛烈に降っていた。洗濯物を干したい日だったが、さすがにこれは止めた。全てが台無しになる事請け合い、いや、請け合う必要もないほど当然だった。この惨状を、一目でいいから覗いておくかと野次馬根性を起こしたところ、錠を下ろして窓ガラスをずらした瞬間、枠にかけていた手が濡れる感覚、窓の下に置いてあるスーパーのレジ袋がまとめてあるエリアからぺたぺたと水滴の散る音が聞こえ、気付いた時には窓枠がファミレスで水の入ったコップを倒したようになり、急いで窓を閉めた。猛烈だった。ぐったり横たわる室内ではうるさく反響していたが、レンジで飯を温めたり水を流したりすると、そこまで気にならなくなった。あくまで外環境音であり、より近い環境音には屈する運命らしい。多分。いくつか重要そうなメールが来ていたが、どう返すかめんどくさいので明日返す。送らなければいけないものもある。あれはそこそこ重要だった気がする。炊飯器の横に積み上げた書類には、そこそこ迅速なレスポンスが必要なものもあった気がする。住宅火災満期とか。さて。momentumがないと行動しないのに、それがないので。起き抜けに雨が降っているというのは、数ある嫌がらせの中でも相当に効果的である。またしばらく見ていないが、郵便受けの中は大変な事になってしまったかもしれない。古戦場の150をフルートでだらだら流していたら、1億を超えていた。もういいや。タイムを詰める作業とか、そもそも反復しなければならない作業をさらに反復してブラッシュアップするとかめんどくさすぎるので、めんどくさくなってきたら考えるのを放棄する事にした。いらないところで性に合わない方向性を採択して気疲れしては仕方がない。人と競う事にさっぱり意義を見出せないので、ノルマに達したらほどほどにボーダーから逃げ切ってへらへらしているのが楽だと発見したので、しばらくその方向で古戦場には向き合いたい。自分で納得いくようにゲームができればいいので、「上手く」やらなくていい。価値を感じないものにペイしようとすると足りなくなる。四畳半神話大系を観終わった。終盤が思ったよりもトンデモ方向に進んでいったので面食らった。そういう収束の方法をとるのかと。文章の匂いが強い作品のアニメを観るたびに、アニメだからできる表現とその味わいにほえー、と口を開ける事がある。私の中にある創作階梯はずっと難しい。