他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

モヨコ

おふとんあったかい! きもちいい! でも寝付きは悪かった。タオルケットと掛け布団のちょうど中間くらいが欲しい。それはちょっと厚手のタオルケットなんじゃないかって? そうかもしれんな……。起きてから、ちょっとぼーっとしていて、廊下に出てから雷電のように思い出した。ピカッと。ピカチュウではない。生ゴミの匂いが漂っていたのだ。ゴミ捨ての日だ。あの袋は、結局、一週間半かそこら、捨てるのを忘れ続けていた。今日、ちょうどいいタイミングで、鼻が記憶のきっかけになって思い出したわけである。ジッパーバッグで生ゴミの処理をするようになってから、生ゴミ生ゴミゴミしい匂いが軽減されたので、あれはかなりいい閃きだったと自負している。気付くのがずいぶん遅かったが。チーズを買ってきたものの、チーズがフィットするような料理をそもそも作らないという事を思い出してしまい、使いあぐねていたから、朝食べるスクランブルエッグに、適当に乗せるだけというおざなりな使い方に落ち着いてしまった。美味いチーズというものをよく知らないし、高いチーズを食べた事はあるが、匂いキッツイな……と思った記憶が全てなので、チーズの賞味にそもそも向いていないのかもしれない。牛乳は好きだ。飲食店のソフトドリンクに、牛乳があればいいと思うのだが、ほとんど見た事がない。痛んだ牛乳を出すと、お腹を壊してしまうからだろうか。でっかい豚ロースか、バラか、どっちか忘れたが、ブロックを買ってきていて、単に切り分けるだけでは芸がなくて面白くないなと思い、ざっくり作れるローストポークの製法をおぼろげぼんやり覚えていたから、作ってみようと思った。常温に30分放置したり、思い出して塩コショウを塗り込んだりした。オリーブオイルをびゃーっとフライパンに出して、表面を焼き固めたらジッパーバッグに閉じ込め、湯でじんわりと火を通していく、的な流れだったと思う。鍋までは不自由なく行けたのだが、ジッパーバッグが熱に負けて穴が開くのは予想外だった。いや、予想していなかったかと言えば嘘になるのだが。だらだらあっためるはずが、鍋の水が脂ぎって濁っているのに気付き、茹での工程に変わっていた。使っているジッパーバッグが、そもそも冷凍冷蔵用と書いてあったので、適役でないのは納得だった。誤魔化し程度に、ジッパーバッグをもう一層重ねて、しばらく置いておいた。途中コケたが、カットしてからまな板の上でちょっと置いておくと、肉汁がだらだらだらだらまな板から溢(あふ)れて溢(こぼ)れていったので、肉汁を逃さない、というのは本当だった。美味かったが、次は下味と低温調理の工程はしっかりやりたい。