他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

コッポラ

天気が微妙だったので、洗濯物を干すかどうか迷った。曇っていて、パッとしなくて、空気が凪のようで、のっそりしていた。最悪、途中から部屋干しになるかもしれないと思って、すすぎは念のため2回しておいた。というか、こんな半端な天気だったら、乾くもんも乾かんだろうと思った。シーツを、一息にパリッと洗濯してしまいたいのだが、なかなか気持ちのいい天気が訪れてくれない。ガリバー旅行記のスウィフトは、ベッドのマットレスに染みた、汗とか愛液の匂いに特異に敏感だったらしい。布団を、適当に寝て、適当に起きる場所と考える以上が難しいので、私の布団、ベッドでなく布団なので、そこでもまた当惑を招くかもしれないが、そこにスウィフトを寝かせたら、一晩中目がギンギンで、睡眠も何もあったものではないだろう。すごくどうでもいい事を考えていた。今日は、何かしようと思ったのだが、頭か、心か、どこかに、穴が抜けていて、とろとろと情けなく内容物が漏れ出していくような、あるいは音もなく蒸発していくような感覚があって、それもいつもと言えばいつもかもしれず、つまりはいつもと同じ、大した事ないという状態なのかもしれないが、ぐてっとして、衝動が止まって、締まりのないただの肉塊であった。にくかいで綺麗に肉の塊に変換できないのか。Macが参照している辞書はよく分からない。インターネットに繋いだ、オンラインの何かしらのデータベースを参照しているのかもしれない。不明だ。無明だ。風呂入りたい。連日、美味いもんを食ってしまったので、これから自分で飯を作るという事を考えて、魂が抜けて倒れてしまいそうになる。レンジの上に置いておいて、置きっ放しにして、置き忘れた生姜は、さきっぽの結実がカラカラに水分を失い、最初の頃よりもずいぶんと小さくなり、茎は病気の稲のようになり、食べ物とは程遠い姿になってしまった。あれは、どうすればいいのだろうか。朽ちるに任せると、さすがに、台所が大変な事になるので、どこかで何かしら、こう、いい感じに何かしないといけないのだが、どうすればいいのだろう。今、玄米が炊き上がろうとしている。白米は、炊く時間も短いし、早炊きみたいな芸当も存在するわけだが、玄米に対しては小細工がない。高い炊飯器で、そういう方向性のものを探せば、玄米の早炊き機能があるものも見つかるかもしれんが、米は炊き忘れている事が発覚した瞬間に全てがおしまいなので、別に必要ないような気もする。