晩飯用の玄米を炊き忘れていたので、リアルタイムで炊かれている。炊飯器には、白米であれば早炊きコースがあるのだが、玄米にはない。なぜだろうと言おうと思ったが、玄米はそもそも炊き時間が長いので、促成ができないという事なのだろう。多分。88分かかる。象印は、なぜ90分というちょっきりした時間が見えていたのに、玄米炊飯を88分にしたのか聞いてみたいところである。私には分からない微妙な米の炊き具合を総合的に判断すると、85でも90でもなく88という地点がゴールだったのだろうか。随分長い事使っている炊飯器だが、壊れる気配は一向にない。さすが象印と言ったところか。釜の内部コーティングは怪しくなってきて、釜だけ別途で買えたりするので、そこまでするようなものかどうかはおいておいて、使い潰そうと思えばいつまででも使えるんである。先日、買い物を兼ねて散歩している時に、米屋を見つけて、店頭を見た限りだと玄米は置いていなかったが、昔住んでいた地域の駅前にあった米屋から糠をもらった事があって、言えば、あるいは頼めば玄米を買えそうである。いい玄米は、たしかに美味しいので、今度またあそこを散歩する事があれば話を聞いてみよう。私は、今までのところ、他に玄米を嗜癖する人に3人も出会った事がない。一応留保をつけて3人としてみたが、そもそも一人も思い当たらないので、もしかすると会った事がないのかもしれない。玄米を食うと便通が全く異なるので、私はこれを食わないと体調がぶれる。ついでに、手羽元の煮物も横で作って、同時進行で冷ましている。煮物に味が染み込むのは一回熱が離れる時だと聞いている。ほんまにそうなのかどうか、料理本を見て料理するほど真面目ではないので、結局知らないまま生きているのだが、熱いものを食べても鼻水が出るだけで味がよく分からないので、粗熱が取れるに越した事はない。熱くて辛いものを食うと鼻水が出まくって味が分からない。辛いものを食うとなぜ鼻水が出るのか。冷蔵庫の中で忘れられていた生姜の事をやっとこ思い出して、切ってみたら、鬱血したような色合いの断面図になっていた。匂いを嗅いだところ、まだ生姜としてのウーシアーを損なっていないようだったので、煮物に入れた。ニンニクも入れた。煮物にこの二つを同時に入れると、味がよく分からない事になって面白いので入れている。おいしいとか、そういう価値基準のものではない気がする。昆布で出汁をとるとうまい。