他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

チキンステーキ

雨が降っていた。それはもう。傘を差しても、その防護範囲からちょっとでも外れると、大粒の水が冷たかった。シーツを干したいという欲が出てきたのだが、洗濯物がさほど溜まっていない状態でないとできないので、次の洗濯以降でなければ不可能になってしまった。窓を開けておくと寝るにはちょうどいいのだが、雨の音で起きる事になるのがよくなかった。雨が降る分には、自然現象だし仕方がないのだが、こうも固まって集中的に降らいでもよかろうよと思う。一年のうちに、薄く、やや均一くらいで、パーっと散らしてほしい。しかし、これは、夏休みの宿題みたいなものなのかもしれないな。夏休み全体に渡って、タスクを等分し、宿題を日々終わらせていくのか、夏休み初期にまとめて宿題を片付けてしまい、あとはのほほんと遊び暮らすのか。嫌な事は先にやってしまうタイプかどうか、と言ってもいい。そう考えると、このシーズンを耐え忍べば、基本的には平穏無事なお洗濯ライフが待っているのだから、受忍した方がよいような気もしてきた。しかし、金は薄く満遍なく出ていくよりも、一気に出て行った方が喪失感が強いのだ。人間の心とはなんと取り扱いの面倒な事か! 私の周りには、取り扱い説明書を読まない人が多い。帰りに、髪を切った。平日の早くだったし、絶対、ぜ〜ったい外出したくないような冷たい雨がびちゃびちゃだったので、入ったらすぐに切ってもらえた。そもそも待っている人がいなかった。前回くらいから、やっと、頭頂部の方が毛量多いのでしっかり梳いてくださいと言えるようになった。そこだけもりっとするので、是が非であっても非が是であっても減量していただきたい。シャワーを浴びて時間の経たないうちに寝ると(家には櫛もドライヤーもない)、頭頂部がウィリーみたいになっている。風呂上がりに髪を拭く時、単純に、その部分だけ作業量が増えて邪魔である。初めて当たる人だったが、頭を洗うのが上手かった。頭皮を洗浄される感じがすごかった。あの、細い触覚みたいなのがにょきにょきしている頭を洗うやつ、欲しいと思っているが探した事はない。自分でやるとめんどくさそうである。本屋に寄った。野坂昭如の文庫は、ひとつしか見つからなかったし、短編集的なやつでもなかった。まあ、どこかで出会う事もあるだろう。多分。野村萬斎狂言サイボーグというエッセイ集があって、タイトルだけで買ってしまった。すげえタイトルだ。私には絶対思いつかない。帯を読むと、ちょっとだけ納得した。