他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

生肉布団

雨がすごくて、大変下向きの気分だった。聞くところによると、台風が来ているとか来ていないとかいう。食い物がないので、今日は買い物に行こうと思っていたのに、上から下へのどんどこ降りが一日中ひっきりなしだったため、外出の気が一ミリも起きず、寝起きも最悪であった。寝起きが最悪だった理由は、さらに主立ったものが他にあって、3時過ぎくらいまで寝付けなかったからだった。なぜそんな時間まで寝付けなかったのかと言えば、昨日は寝るのが遅かったのもあるが、蚊のせいである。蚊の! せい! なのである! 蚊がぷんぷん飛んで、10箇所にも及ぼうかという大量の傷を残していったからである。おかしい、あんなに信じていたベープノーマットが効かないなんて、これは絶対に裏があるぜ、と思って薬液の残量を確認したら、一雫も残っていないからっからのすっからかん、車の計器で言うところのEそのものであり、いくら効く薬でも、投与しなければ意味ないよな! とやけになりながら思った。道理で、最近全く蚊の気配がなくならなかったわけだ。買い物に出るついでにベープノーマットを新しく買おうとさえ考えていたのに、ともかく私の血液は吸われ続けた。たまたま、偶然、昼過ぎに壁に止まっているのを見つけたので、ノートで引っ叩いて息の根を止めた。むやみな殺生は好まないところであるが、就寝を妨げられてはさすがに看過できないものだった。ぺったりと血が出たので、多分私のものだと思う。玄関に燃えるゴミが捨てられ待ちで置いてあるのを全く忘れていて、どれくらい覚えていなかったと言うに微塵も覚えていなかった、トイレに行くために廊下に出た時の異臭で思い出した。夏ではないのでそこまで凶悪なそれではないが、生ゴミの種類によっては冬場でもパワフルアンドストロングであるから、次のゴミの日には忘れないようにしたい。食うものがないので、どうにかしないといけない。明日は晴れるか、せめて曇りだろうか。まずもって主食がなく、野菜もじきに尽きる。残るものがりんごと昆布、いりこになる。朝飯はりんごひとつだけだったが、これは意外と悪くない。昨日、買ってきたタマゴパンを食べた。ちっこい黄色い、巨大やわらかたまごボーロみたいな見た目だったが、口に入れた瞬間、あ、これはタマゴパンだ、この命名に逆らう事はできないと思った。自然なたまごの匂いや味では全くないのだが、なぜか強烈なたまごインパクトがあった。