他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ノックしても反応がない時

トースターの上で年末からほったらかしになっていたにんじんをようやっと捨てた。特に捨てる理由がなかったから捨てなかった。流し台で手を洗っている時に左を見ると、頭から伸び出た芽みたいなものがちまちまと大きくなっていて、おお、やっとるやっとると思ったものだ。なぜ捨てたかと言えば、トースターでピザを焼いたら、なんか異臭がしたからだ。必ずしも関係があるとは限らないが、気になって覗いてみたら、下半身を黒く冒されてカビがもわもわしていた。さすがにこれはやっつけておくかと、周りのビニール袋もろともひっつかんで捨てた。新しく買ってきたにんじんは、あれの真反対みたいな「ごんぶと」である。余っていたトマトが、そのまま放置していると柔らかく酸っぱく腐りそうだったので、母が作ってくれたそれの記憶を頼りに、ダイス状に切って、塩と酢をタッパに流し込み、何かの香草が入っていたので手近にあったタイムをぶっかけておいた。さっき冷蔵庫から出して食べる時に正確に思い出したのだが、オリジナルは、大葉を細く切ったものと、錦糸卵が入っていた。大葉の香りが、酢とトマトと、なんかいい感じになるのだ。タイムではなかった。いりこで出汁をとって、その黄色いおつゆと塩だけで味付けをした晩飯だったが、あれこれ調味料を入れるよりも数段うまかった。味の根っこの方に全くブレがなく、出汁ってすげえやと思った。昆布を買ったりいりこをもらったりした日あたりにもこんな事を書いた記憶があるが、出汁ってすごい。めったやたらに味を足すよりは、あれだけでよい。手間がかかるだけはある。タッパに水を張っていりこを放り込んでおくだけだが、これを料理し始める幾らか前にやっておかなければならないのが手間なのである。片栗粉の裏面表示に、肉にまぶしてから焼くと柔らかくなっておいしいよとあったので、何回か試した。柔らかくなっておいしかった。タイ産の鶏モモを買うと、どうにもイヤな匂いがして好きじゃなかったのだが、それがない。匂いがないのは、ハナマサの肉がいいものになったか、それとも片栗粉のおかげなのか分からなくて、どちらの殊勲なのか決められない。フライパンによっては焦げ付きやすかったり、とろみがつくので料理によっては合わなかったりするだろうが、肉+片栗粉はとてもよい組み合わせである。小麦粉も買ってきてあるのを忘れていた。生徒会役員共の最終巻を読んだ。これに類する比するものがないので、どうすればいいのだろう。