他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

白状者

よく分からん、どうでもいいところで手を怪我した。変なところで手を抉ったのである。私は分かりやすい疾病をしない。また液体絆創膏を借りた。一回目か二回目の皮膜が破れて血が垂れたので、上から塗り直してある。酸化して黒くなった血と、まだ空気に触れていない鮮血とが混ざり合っている。色が変わる前の血は、確かにきれいな色で、良くも悪くも取り憑かれてしまう人がいるのは、気持ちが少しだけ分かる。手術なんかでこの色が迸ったら、脳味噌がこの刺激を処理しきれずに沸騰してしまうだろうなという気持ちもある。赤い花が咲いていたが、あれは梅だろうか。多分梅だと思うのだが、私のぼんやり具合では信じ難いところがある。桜だけ見られて(これは受動態)、ずるいと他の花は思っていないのだろうか。梅だって百日紅さるすべり)だって、パンジーだってチューリップだって見られたいのではないか。それを言ったら、月だけ見られる(これも受動態)のはずるいと、水星とか木星とかが言ってきてもいいわけだ。謙虚だな、彼らは。