他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

人情風の味付け

寝付きが悪かった。そろそろ掛け布団もシーズン納めとして、タオルケットを押し入れから引きずり出してきてもいいかもしれない。昨日の夜、遠目にシーツを見たら、上半身の上半分が当たるところあたりが屍染みたいになっていて、私の目が悪いか実際に汗か垢か脂かその全部かが付着してそう見えたと思われるが、寝覚めが悪そうなので敷布団のシーツだけ洗濯した。昼過ぎまでは、粘着力のなくなった両面テープみたいな天気だったが、そこからは少しだけ晴れたので、乾いたものだと期待している。小田嶋隆『東京四次元紀行』を読んだ。落伍者というか、世間のメインストリームに乗れなかった登場人物が数多く出てきて、どうにも親近感というか、鏡を見るような気持ちが抑えられなかった。小説としても十分おもしろいが、やけに見覚えのある、爪弾かれたもののオーラみたいなものが靄のように浮かんでいて、読んでいてしょんぼりするような。辛いチキンナゲットの辛くない方のソース、瀬戸内レモンタルタルソースを試してみたが、そういえばこっちは何回か前のキャンペーンで登場していたやつだ。酸味とさっぱりしたマヨネーズの感じが、ナゲットと微妙に合わない、というのが私の結論であり、4番の辛いマヨネーズみたいなやつ、辛い駄菓子のパウダー部分を握り込めたような明快で深みのない味がするあっちの方が好きだった。道で一度擦れ違っただけでも、一度目の印象が質量を持っていると覚えているもので、この記憶は一方的なものだが、あ、これは前にも見たあの人だというのが少なからずある。勝手に覚えている。あと、隣の家の骨組みに、屋根だけちゃんとしたのがまず付いていた。頭髪の生えた骨格模型みたいなもので、ちょっと変だ。