晴れたり曇ったり忙しい日だった。くるくるしていた。牛乳パックの底で作る、指に輪ゴムをかけて遊ぶぶんぶんコマみたいなやつがあるが、あれほどではないにしてもくるくるしていた。一時的に、ちょっと手荒れが進んでいる。どこかに引っかけたのか、手の親指が切れて血が滲んだりした。火鍋を食った時、「鴨血」みたいな名前の、血のプリンみたいなのが入っていて、業務スーパーの棚に並んでいて「アイツだ!」と思ったりしたが、血が。血とは栄養素を運搬するためのものであるため、吸血とは効率の良い補給方法であり、そういや血の大体の成分は水分だし、そう言われりゃそうだなと気付いた。私の人生では吸血鬼になる機会はないだろうが、もし出会うことがあったら、手段の是非はともかくとして、効率の良い食事ですね、へへ、くらいは言っておこうと思う。言わなくてもいいと思うが。