他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ウミウシスポンジ

部屋が暑くて温度が下がらないせいか、PCの排熱がものすごく、キーボードまであちあちになっている。いくらマックブックのProとはいえ、一世代前で発売年はそこそこ前だし、スタイリッシュなあまりどこから排気すんねんこれと思う構造をしているので当然と言えば当然なのだろう。そこまではいいとして、めちゃくちゃ熱くなるのでそれがパフォーマンスにも影響し、ブラウザがしばらく反応しなかったり、クリックが5秒遅れくらいで反応したりと、ちまちまと地味なところで操作性を阻害してくる。保冷剤やら冷えピタを当ててみても大して変わらないので、夏の間はこんなもんだと割り切っていくしかない。据え置きのPCもWindowsで欲しいのだが、机周りをどう好意的に見ても置く場所がないので困る。一応、机横のラックを整理すればそこに本体は置けるだろうが、モニターとか周辺機器をどうすんだという新たな問題が発生するので悩ましい。これ以上部屋の中に机を増やすわけにもいかない。候補地がないではないが、すると押入れの中がさらにぱんぱんになり、押入れの中に本棚を設けて整理が必要になり、作業量が雪玉式に増えていく。部屋の風景づくりが壊滅的に下手くそだというのもあるのだろうが。最低、本棚さえあればよい。何かを飾る趣味とかもないし。本棚だけは切に必要である。すでに溢れて久しいので。ほんのり晴れたり、だいたい曇りだったり、一瞬びちゃびちゃ雨が降ったりな日だった。しばらく捨て忘れて玄関に根を張ったかに思える燃えるゴミが高度に発酵し、玄関に近づくだけで本能をちくちくと刺す臭気を発するようになった。嫌がらせで生ゴミを被せるのならば、その日や昨日のものなんて生ぬるいものではなく、2週間3週間前のものを被せるのがよい。匂いだけで覿面に精神に響くので。ちょろちょろとアリがうろついているのも確認し、どうやら玄関ドア下部には隙間があるらしい事も分かった。ある日、玄関前に突然中くらいサイズの物置が置かれた。大家さんサイドの突き出し屋根の下にもいくつか物置があったのだが、それでは足りなくなったのだろう。で、その左扉に、ドラえもんどくさいスイッチみたいな謎の機器が取り付けられていた。それが何なのか、正体がさっぱり分からないので、もしかして監視カメラなのではないかと想像して一人で震えていたのだが、この前帰宅して鍵を差し込もうとしたら、背後が突然明るくなった。ルパンがスポットライトを当てられたかのような気持ちで背後を振り向くと、その謎の装置がめちゃくちゃ発光していた。謎の装置は、取付式ライトだったらしい。大家さんやさしいな、と何度目か分からないが思った。

顔面のホワイトノイズ

晴れた。雲の隙間から奥ゆかしく顔をのぞかせるのではなく、分かりやすく、空が青く、太陽がぴかぴかして、雲が千切れて少ししかなかった。晴れだ。夏の日の、洗濯物がよく乾きそうな日和だった。まともに洗濯できるのは何日ぶりだろうか。掛け布団敷布団のシーツも、枕カバーも、洗ったけど生乾きのまま宙ぶらりんになっていたタオルケットも、大判な洗濯物を片付ける機会なんて次はいつか分からんぞと思って全部洗濯機に突っ込んだ。昨日あれだけ言って恥ずかしかったが、買ってきた液体洗剤もアタックなら、今まで使っていた粉洗剤もアタックだった。でも、液体の方がいい匂いがする。なんでだろう。値段の差か? 掛け布団のシーツを剥ぐたびに、前回ガムテープやら掃除機やらで丁寧に除去したはずの髪の毛なり埃なりが一定量溜まっている。どういう原理、ルートでそこに入り込んでいるのか。スプレーするタイプのリセッシュみたいなやつを買ってこようと思って忘れていた。敷布団はどうにもいかんともしがたい。でかいベランダでもあれば、今日みたいな日に干す事もできるのだろうが、部屋の中から半身乗り出して担ぎ出すのはちょっとしんどい。年始に帰省した時に観た、確かがっちりマンデーだったと思うのだが、布団も洗えるコインランドリーを展開する企業の話を思い出す。500円くらいで、布団みたいなでかくてかさばる厄介なものも洗濯できてしまうらしい。家の洗濯機だと、デスメタルフェスみたいな轟音がして挙句壊れそうな気がするから、そういうサービスはいいなー、と思った。家の近くにはない。特にやる事を思いつかなかったので、しばらくずっと銀魂のアニメをまた垂れ流していた。面白いな〜。銀魂面白いな〜。シリアスな時はずっとシリアスなのに、途端にガクッとギャグパートに戻ったりする。観やすいのはTVシリーズだからかね。今4年目まで来て、あと何年あるんだこれ? アマゾンの区切りだと1シーズン50話くらいあるから、なんかまだいっぱいありそうだな。食料もちょうど切れたし、夕方の散歩がてら外に食いに行った。今日はまだ涼しい方で、日が沈んだ後ぷらぷら歩き回るにはちょうどよかった。名前だけ知っていた洋食屋に行ってみた。ちょっと遠かったが、散歩ついでなのでまあ。ハンバーグとチキン南蛮のプレート、それに豚汁が付いていた。ソースが結構しょっぱくて、でも皿の上に、あの、パプリカ色素の化け物みたいな「ザ・スパゲッティ」が乗っていて、ジャパニーズ洋食という感じがした。かなり美味しくてボリュームもあった。今度また行くかもしれない。

ガスコンロフライト

曇りかと思ったら晴れた。午後、通り雨みたいなのが止んだ後に、6割くらいの晴れが見えた。久しぶりに見る晴れだ。曇りでもええわと外に出し、通り雨のせいで屋内に避難させていた洗濯物を、堂々と表に出した。さっき取り込んだら、ちゃんと乾いていた。干していて、そして乾くというのは、当たり前だが大変ありがたい事なのだなと思った。洗剤アタックは、想像よりもずっとサラサラしていて、全然ネバネバしていなくて、なんかこういう事書くと、エロゲの各ヒロインごとの膣分泌液の性質の違い描写を思い出さないではないが、うっかり床にこぼすかと思った。液体タイプだと、こんなちょっとでちゃんと洗濯できるんかいなと疑ってしまったけれど、洗濯機の蓋を開けた時に、これは優秀だなと思った。粉洗剤で洗った時はなんだか水っぽい匂いがするのだが、アタックは無香料系の、さりげないささやかないい匂いがする。香水とか芳香剤とか苦手なので、こういう方がよい。香水ほんとに苦手なんだよなあ。つけるなら卵ボーロの匂いとかにしてくれ。卵ボーロの匂い……? 出窓の下に広がる砂利地帯、その奥の方に洗剤を落としたとかなんとかで、近隣住民から呼びかけられた。すいませーん、なんて言われても、まさかこちらに声をかけているとは考えづらいので、しばらく、向かいのアパートかどこかの客かなと思っていた。どうやったらあんなへんちくりんな場所に洗剤落とすんだと思ったが、ベランダが少し差し掛かっているアパートがすぐ隣にあるので、多分そこの人かなー、と想像される。そこの住人の一人が、敷地前に出てタバコを吸うのだが、ちょうど風向き的に私の部屋に煙が入ってくるので、毎度毎度このやろうと思っている。やる気が寸分も起きなかったので、書留の書類の中身を確かめ(ポストの中にもう一個あるのは確認済みだがめんどくさいので見てない)、今度区役所に行かなければいけない事は確認した。なるほどね……。買ってきた残りの本でも読もうと思ったが、かなり内容が真面目なので、もう少し頭というか、精神がしゃっきりした時に読まないとさっぱり頭に入ってこないだろうと経験則的に判断したため先送りとした。熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』。この人のブログは面白いので、そして新しい記事が上がると大体トップページまで登ってくるので読んでいる。頭の中で考えた事、浮かんだ事を、すぐ手近にある言葉ではなく、できるだけ輪郭を正確に削り取ろうとする言葉で手繰り寄せる人は信用している。

跳弾

賞味期限が4日くらい切れたイングリッシュマフィンを食べ終わった。そもそも、あの商品自体が店で買ってきてから3日ほどしか猶予がないので、一人だと持て余す事の方が多い。日を経るにつれて、あからさまに水分を失い、もちもち感がなくなるのは、恐ろしく正直な食べ物だなと思った。一応期限を切っているのだから、その期限を超えると何かしらのペナルティがあった方が、私は落ち着くのだ。残っている卵の消費期限は明日だ。卵が10連になっているあのパックは、毎回毎回捨てる時にやたらかさばって邪魔くさい事この上ないので、もう少しどうにかならないものかと思う。日本ではあまり見ないが、ヨーロッパだと再生紙でできた容器もある。あれは捨てやすいのでよかった。ちょっといいやつでないと、その包装タイプじゃなかったような記憶もある。紙よりプラの方が安いのかね? 就寝時につける手袋が、洗濯した後気持ちよく乾かないのでしばらくつけていない。ので、手荒れの治りが少しだけ遅くなった。季節の変わり目に唇がむやみやたらと乾燥する事があったから、この前までのひどい手荒れは、それの亜種現象だったのだろう。朝から、分厚い卵焼きみたいにどんよりした曇りだったが、夕方にはぱらついていた雨も止み、太陽が見えるまでは至らなかったものの、空がまともに明るくなり、青空がちょこっと覗いたりした。夏っぽい、粘土の表面をへらで押し進めたような、ヒダとヒビの中間みたいな雲があった。アース製薬のコバエ絶対しばくスプレーだが、噴霧から(ふんむって発音面白いな)2日ほど経つが、確かにコバエが全くいなくなった。ゴミ袋の中で死んでいるのか、換気扇辺りから外に出て行ったのか、姿を見せない。ゴミを軽く押し込むと、申し訳程度に一匹飛び上がってきたが、それくらいだった。ただスプレーを一回ぷしゅっとしただけなのにこれほどの効果とは、製薬会社ってすげえなと思った。食料の買い足しついでに、部屋干し臭をしばき倒せそうな洗剤を見繕ってきた。以前見かけたものは香料がきつそうだったので遠慮して、棚の前であれこれうんうん唸った挙句、安定のブランド(だと思っている)アタックのいいやつを買う事にする。色んな洗剤に部屋干し臭防止、とかなんとか書いてあって困ったので、最後はブランドで決めたわけだ。ブランドの力をこういう時に感じる。明日がお洗濯デイなので、アタックの対部屋干し臭能力にすがりながら、またカーテンレールの湿った布類を更新しなければいけない。

からのザ・サン

起きたら雨が降っていたと、あと何回書くのだろうか。よくもまあこれほどの雨が溜め込まれていたと思うほどひっきりなしに雨が降っている。小さい頃に科学館で見た仕組みで水分は循環し雨が降っているのだろうが、それにしてもやり過ぎである。カレーがご飯に出てきて我慢できるのは、保って4日くらいだ。いや、1週間くらいならずっと同じメニューでも平気か……。ともかく、さすがに同じ光景をずっと見ていると飽きる。それはもう飽きる。ついでに、私の家の前にコンビニ飯のゴミを捨てていったやつがいる。前の路地を通る住民なんてそれほど数がいないのだから、一日張り付いて通行人を問い質し続ければ犯人は分かりそうなものだ。それとも、ゴミをポイ捨てするような人間は、捨てたゴミのことなんてさっぱり覚えていないものなのだろうか。覚えてなさそうだな、という偏見がある。どうなのだろう。曇天悪天候と睡眠習慣の悪化が重なり、ずっと頭がふわふわしてまとまりがない。いつもまとまりがないと言えばそうなのだが、思考が全て、ほんの少し上方へ引っ張られているような感じがあって落ち着かない。バスタオルが乾かない。洗濯物が乾かない。顔を洗った時にタオルから部屋干しの匂いがする。お世辞にも気持ちの良い朝ではない。ハンガーで干した洗濯物の数々が、まるでカーテンのようになって久しく、なんかベルリンの壁みたいである。すごく適当な事を言ったな。さっき飯を食ってきた店で流れていたテレビから、梅雨前線停滞、あと一週間は同じ天気、などなど、全く気乗りしない天気予報が聞こえてきて、もう終わりかと思ったバックグラウンドとまだまだランデヴーが残っていると知り、うげえとなった次第である。べちゃべちゃに雨が降るので、買ったばかりの一本傘を使う機会に困らないのはいいところか。折り畳み傘のささやかなガード範囲に比べると、直径に十分なゆとりがあり、傘差してるのに濡れるじゃねえかという気持ちが湧いてこない。ひとつ、ちゃんとした傘を持ってみて思った事がある。重い。折り畳みじゃない、傘然とした傘は、とても重い。なんだか、腕にかけていると存在感がのしかかってくるようだ。ゴルフのクラブを持った事も、たしか記憶の限りではゴルフもやった事ないが、最近軽量化が進むらしいにしても、クラブに見立てて振るのは的外れではないのかもしれないと思わないでもない。明日は食料を軽く買い足しに行かなければならないので、その際に部屋干し臭防止薬剤でも買ってくるか。

立体的間違い探し

曇りだ。すんごい曇りだ。一日中部屋が灰色で、外も灰色で、気が滅入る、まさに入滅しそうな日だった。晴れないという事が、こんなにも精神に負荷を与えてくるものだと久しぶりに思い出した。イギリスで生活していた人生のあの辺を思い出す。部屋干し2日目だか3日目だかを迎えたハンガーの衣群が、昨晩から形容しがたい湿臭さをぷんぷん振り乱している。すごい。めちゃくちゃ湿臭い。カビとかではなくて、部屋干し生乾きのあの臭いが、たまにぶわっと膨張して嗅覚に訴えかけてくる。さすがに乾いたかと思ってタオルケットを下ろしてみたら、軽く身じろぎするだけで臭いがぷんぷんし、寝返りを打とうものなら、特殊なカメラで撮影した、きのこの胞子がぽーん! と飛び散るあの様を彷彿とさせる臭いの拡散具合で、こんなん就寝どころじゃねえわと再びハンガーに戻した。少なくとも、あと4日くらいは天気予報は雨雨曇り曇り雨みたいな感じである。男女男男女男女じゃねえんだよ。バスタオルも着替えも、全部どうしようもないのでその臭いが付帯しており、部屋を締め切らないと蒸し暑くて敵わないが、部屋を締め切ると臭いがきつくて敵わない。夏、いきなり難しいなと思った。ジャムが残り少ないので、どうしようかと思って、イングリッシュマフィンにオイル漬唐辛子を乗せて食ってみた。塩胡椒で少々味付けしたら、食えなくはないがなぜこれを食っているのか分からない代物ができた。まずいわけではない。この唐辛子、クラッカーにチーズでも乗せて、いちストリップ(細長く切ってあるので)添えるのならいい感じになりそうではある。今も以前も変わらぬ欠点として、摂取するとお腹が痛くなるというどうしようもないところがあるが、これは私の胃袋の粘膜に依るものなので仕方が……ないのかなあ。武田砂鉄が挙げていたので、石井妙子『女帝 小池百合子』(文藝春秋)を読んだ。小説以外の読書の指針は、ひとりかふたり定めておくと選びやすいと最近分かった。良くも悪くも今をときめく都知事小池百合子の生涯を追ったルポルタージュなのだけど、第二章「カイロ大学への留学」から終章までずっと、なんでこんな嘘が堂々と罷り通ってきたんだと、こっちが正気を疑いたくなるくらい嘘が塗り固められていく。海外の教育事情は少なからず知っているから、カイロ大学首席卒業なんて嘘っぱちを、と思っていたが、話はそれだけに止まらず、読了後、カバーの小池百合子を見て、「オマエは一体誰なんだ?」と浮かぶほど、虚実入り混じった(虚の方が多い。とても)人物なのだなと知った。著者には多大な敬意を払いたい。

もにょもにょしてぐねぐねした

今日もすげえ寝付きが悪かった。いつも寝付きの事を書いている。飽きもせず倦みもせず。私が日記を書き始めたきっかけは、漫画家うさくんがだいたい毎日更新しているちいさなブログを見るようになったからで、うさくんの自分を大事に、やさしく丁寧に扱う姿勢をリスペクトしているため、毎日何を書いても良いのである。それが、目下の一大関心事である、という事でもある。とりあえず寝られなかった。掛け布団をかぶると暑い、素身で横たわるとなんか微妙に寒い、空調をつけても好転しない。一体どうすればいいのかと思って、ハンガーにかかったまま、一日の部屋干しを経たタオルケットをかぶってみれば、生半可に乾いていて、肌と接地したところから湿気がじわりと皮膚に浸透してきて、それが蒸し暑さを誘発してべたべたして不快なのなんの。こいつは無理だ、期待した俺がバカだったとハンガーに戻すまでそう時間はかからなかった。誰も、何も悪くない。ただ、これが自然の流転する結果なのである。で、いつものごとく、外がほんのり明るくなるくらいに意識が落ちた、ような記憶っぽいものがあるような気がしている。覚えているようないないような、頭の中がぐちゃぐちゃでとろけた生ゴミみたいになっているため、分からない。たまに晴れ間がのぞいて、一瞬だけでも干しちゃろうかと思ったものの、やはりギリギリ可視範囲の小雨がぱらついていて、気持ちよく洗濯物を乾かせる日はしばらく来なさそうである。台所のゴミ箱周辺に湧くコバエ対策のため、ドラッグストアへ出かけた。コバエがホイホイ的な、コバエをどうにかする系グッズの中に、スプレータイプのアース製品があった。ちっこいゼリー容器をいちいち気にするのもめんどうなので、これを買ってみる事にした。ワンプッシュでコバエが死滅するらしいので、お手並み拝見といこうではないか。郵便局で金を卸そうかどうか迷ったがやめて、そのまま本屋に行った。いくつか、欲しい本があった。熊代亨先生の本とか、武田砂鉄の新刊とか。ついでに何冊かふらふら買った。本屋を徘徊して衝動買いしたのは久しぶりである。R18指定じゃない区域に、内容的には明らかにセクシャルな本が並ぶ棚があって、こういうの、どういう扱いするんだろうなと思った。女医が教える本当に気持ちのいいセックスって、今ブックオフでいくらくらいなんだろうね? 武田砂鉄『わかりやすさの罪』を読んだ。めちゃくちゃ分かりにくい。表紙がプレーンにしてあるのに、何かしらの意図を感じる。たぶんずっと同じ事を言っているのだが、そのぐねぐねした道のりが全て違う(そう思った)。ずっと具体例で話をしているので難しくないのだが、なぜだか難しい。面白い本だ。

散点の全焼

起きてから天気予報を検索してみたら、向こう一週間、曇りのマークか雨のマークかしかなかったので暗澹たる気持ちになった。曇り曇り雨曇り曇り雨雨曇り。男女のあれを思い出すくらいには、デジタルだった。昼過ぎに一瞬雨が止んで空が明るくなり、晴れ間が一瞬覗くかと思ったら、実は明るくなっただけで始終小雨が降り続いているままだったので、今日は一日中本当にだらだら降りっぱなしなのだった。梅雨って6月の専売特許じゃなかったでしたっけ。7月頭くらいなら見逃してもらえるもんなんですかね。しばらく部屋干しが決定したので、今日も部屋が湿っぽく、なんか水臭かった。高い方の棚からタオルケットをおろして洗った。頭の中にある、化繊の塊みたいにつんつるてんとした感触の布ではなく、さらさらして片面が冷感タイプの布がふさっと落ちてきたので、頭の中で盛大な齟齬が起こった。化繊の塊は、前の前の家くらいの時に買ったニトリの寝具セットに入っていたやつだ。一面、青黒いアスファルトみたいな色だった。現行の、シーズン入りを待っていた方は、この家に越してきた時に買った寝具セットにタオルケットが同梱されていなかったから、追加で買ったNクールのそれだ。よくこんなにひんやりしたテクスチャになるなーと、わしゃわしゃしながら考えた。ともかく、今日の洗濯物は全て生乾き決定なので、今からげんなりである。夜、窓を閉めてエアコン戦法を取った場合、湿気の匂いが部屋の中に充満して眠りを妨げてくるのも目に見えているので、やはり悪天候許すまじと言った感がある。九州の方とか大変そうですね。燃えるゴミの袋をふん縛ったら、ぶいんぶいん蝿か何かが立ち上ってきて、うっと身体を逸らした。一匹だけ蛆が湧いていたので、ちょうどいいタイミングだったというか半歩遅かったというか。ぐずぐずせずに、コバエがホイホイでも買ってくる事を本格的に検討するべき段階に入ってきたようだ。台所のああいう虫への対処法、なにか効果的なものはないかしらー。今日も、天井をクモがうろうろしていた。今は見当たらないが、空けといた窓からうっかり出て行ってくれたりしないものかね。トイレのクモも健在だし。また銀魂のアニメ観てた。真選組動乱編が面白かった。だいたい、何かの片手間に観ているのだけど、こればかりはアニメを観るためにアニメを観ていた。いいな……。ヘタレオタクになるとかいう導入だったのに、すげえいいな……。ギャグ漫画という評価を見直した。

罠チャンス

寝付きが悪かった。それはもう悪かった。布団に寝っ転がった時、目に、眠気の気配みたいなものがざわざわと浮いているのは確かに感じていたのだけど、それはただそれだけだったようで、布団を被ってみたり布団を放り投げてみたり、エアコンをつけてみたり消してみたりを繰り返したらなんか外が明るくなっていた。トイレには2回くらい行った。やっとうとうとしてきたタイミングで目覚ましアラームが鳴り始めたので、怒って消したら昼前に起きた。まあ、妥当である。寝るか寝ないかあたりで、手荒れの痒さに耐えきれず無意識に擦りまくったようで、手の一部の皮がずるむけになっていた。今回は幸いそこまで深く抉れてはいなかったが、治り始めた手荒れ部分に追い討ちをかけるのは、我が事ながらやめてほしかった。起きてから、パウチのカレーにイングリッシュマフィンを浸して食べた。カレーには、中辛、辛口、激辛があって、甘口は買ってない。中辛と辛口はどちらが上位に立つのだったか忘れたが、辛口の方が辛いんだっけ? 業務用スーパーで見つけたこれらのカレーは、辛さがスパイス寄りなので、次回のトイレタイムで粘膜がフィーバータイムを迎える事はまずない。中辛は普通にカレーの味を楽しめる程度、辛口はスパイスが前面に出てきてカレーっぽい。激辛のスパイス感がなかなかに強烈で、レンジで熱々に温めるとかなりクる。どれがどう、というのではないが、具の肉が、ほとんど端切れのカスみたいなのはちょっと寂しい。天井を見上げると、クモが一匹こちょこちょしている。2週間くらい前から、家にクモが居着いてるなー、と思っていた。とは言うものの、殺す理由もないし、家の外に追い出す理由もないし、ハリーポッターのアラゴグみたいな事をしてくるわけでもないから放っている。何ヶ月か前も、家の中に定住するクモについて買いた記憶があるから、もしかしたら同一個体かもしれない。普段、家の中のどの空間で生活しているのか教えて欲しいものである。こちらに危害を加えず、ついでに巣も張らなければなんでもいいから……。トイレにおいて、もう少し小さい別個体も確認したので、もしかして繁殖してたりしないよな。信じてるぞクモ。一日の立ち上がりが遅かったのでもそもそしていたが、とにかく行かねばならんと思って投票に行った。玄関口の門扉脇に、見慣れない鉄片みたいなものがあるな、と思ったらイモリかヤモリか、どっちかがひゅるひゅると逃げて行った。

かき氷の真似事

お世辞にも、天気がいい日ではなかった。九州の方では、また雨がひどいらしい。雨こそ降らなかったが、太陽が覗かず、ただただどんよりした雲が漂っているだけだった。洗濯物を干したかったが、これでは乾いてるんだか乾いてないんだか分からない状態のまま、雨を恐れて取り込むだけだろうと思って諦めた。何か、嫌な夢を見て、全身じっとりした状態で起きたのは、昨日だったか今日だったか。モチーフのひとつは覚えているのだが、それ以外の何かが、特に嫌だった記憶がある。それを思い出せない。夏は布団に湿気がものすごいこもるので、ハンズで簀の子でも買ってきてやろうかという気になる。持って帰るのがめんどくさいのでできれば買いたくないのだが、床が微妙にカビているところを見ると、そんな事言っている場合でもない気がしてくるから当然だ。今日は特にやる事がなくて、というか、東京の感染者数を見ていると、やはり向こう半年なり一年なりはお通夜みたいに過ごす以外手はないなとしか思えないので、そういえば、と思い出して、棚に積んだままになっていた伊坂幸太郎『逆ソクラテス』を読んだ。単行本一冊で、この前の火星に住むつもりかい? と同じくらいの厚さだったのだが、2時間か3時間か、それくらいで読めてしまった。短編集だったので、やはり、こういう形式の方が脳味噌に合っていると思う。一番いいな、と思ったのは、最後の逆ワシントンである。この本、各短編のタイトルの頭に、何かしら否定の辞がくっついている。非、とか、アン(un-)とか。アンスポーツマンライクも、最後がものすごくいい篇だった。伊坂幸太郎の文章は、嫌味も臭みもなく、ただただスタイリッシュにスマートなので、憧れる文章だ。きれいだ。読み終わってから、どうしようかなと考えて、銀魂のアニメをしばらく観ていた。シリアスもギャグ回もあってすげえな。面白いよ。映画でも見ようかと、SAWのシリーズを見つけたのでひっくり返して見ると、2以降はプライムにあるのに肝心要の1がない。私は、テレビドラマの第一話を見逃したらそのシリーズ全体を見る気が失せるタイプである。なんでやねん、と思った。レビューを薄目で見ていると、人気シリーズでそこそこのナンバリングがあるから、全部いい感じなのかと思ったら、1が最高で次点が2、それ以外は正直ちょっと……というやつを見つけて、シリーズ全部面白くするのって難しいんだなと思った。

座標固定ビーム砲

午前中は晴れてたんだっけ? それすらも忘れてしまった。午後は曇ってたし、ある程度雨も降った。昨日の夜も寝付きが最悪だったので、そろそろ外が明るくなる頃に眠ったのだと思われる断片的な記憶的なものがあるが、これはもしかしたら捏造されたイメージかもしれない。窓を開けて外気に頼るのでは暑く、しかし窓を開けて除湿機能にすがるのでは、止めた後にたちまち暑気が立ち上ってくる絶妙な気温で、俺はどっちで寝ればいいんやと思いながらじったんばったんしていた。明日くらいに洗濯しなければならないので、そこでタオルケットをおろしたいところ。今日は特に何もなかったからな……。雨による低気圧で頭やられて、気持ち悪くなって夕寝したらなおのこと身体がだるくなった。外が灰色だった。食料の買い出しに行った。雨が降るかな、降らないかな、くらいの曇り空で、分の悪い賭けではなさそうだった。人通りが少なくて、まばらな道は心得ているというか、フラフラ歩いていたら見つけたルートがあるので、最近はそこを使う事にしている。途中で何パターンかに分かれるので、その日の気分で選んでいる。数日前は、近所にそこそこでかい墓所があるのを発見した。立派な木が外縁に生えていて、色々な要素が複合して涼しくていい道だった。出口が目的地と少しばかりずれているのが難点だが、卒塔婆って剣京の武器になりそうだよなーとか、あの暮石新しいなーとか、何の役にも立たない事を考えながら進行できるので悪くない。今、どれくらいのユーザー人口が残っているのかは分からないが、墓所の入り口に「ポケモンGOはダメ! あれやこれやの理由で!」という掲示が、英語やら中国語やらで書いてあるのは時代を感じた。英語も中国語も、もちろん日本語も分からない観光客が来たらどうするんだろう、といつも思う。多言語対応の押しボタン式信号機を見た事があるが、そのボタンについているQRコードを読み取って朗読させるよりも、信号が変わって通行人が動き出し、これはGOのサインだなと気付くまでの方が早い気もする。まあ、今日は墓ではない方のルートで行ったのだけど。なんだか入り口でいい匂いがすると思ったら、おいしそうな桃が並んでいた。桃は、めちゃくちゃ傷みやすい事と、ジャイアントピーチくらいしか連想するものがない。1個250円って、なかなか高いよな。魚系の栄養を摂取する気があったので、またぶりのクシを買ってきた。今度もヅケにして食べようかな。

雪合戦致死

アマゾンで、なんか観るものねえかなと思って、どういうわけか銀魂TVシリーズ2期を少しずつ観ている。1期を観終わったわけでもないのに、2期から観始めた。そもそも、銀魂TVシリーズは、銀魂.だったり銀魂’だったり、点とか点がついた絶妙な区別がなされているので、親切にも末尾に(2期)(4期)とか書かれていないと分からない。よくもまあ、そんなナンバリング(ナンバリングではないが)を思いついたものだと思う。シーズンが並んでいる画面で、「え? これ全部同じじゃない?」と一瞥で思ったのは間違いではないだろう。それはそれとして。シリアスな回がたまに挟まっていい事を言うかと思えば、ギャグ全振りのギャグ漫画みたいな回が連続することもあって、いや、ギャグ漫画なんだけど、ただアニメを流し観するのとは別種のカロリーを使うので、面白いところが多い。波長が違う部分が少ないので、かなり少ないストレスで観られる。あと何期残ってるんだろう。というか、2期があと何話残ってるんだろうか? TVシリーズは息が長くて、なかなか在庫が尽きないからいいですね。今日も寝付きはワーストに近かったが、なんとか起きられた。ハンドクリームのシミで黄ばんだシーツ、そろそろ替えたくなってきたし、なんならもうすぐ、掛け布団なんかいらなくなる気がしているしすでに掛け布団は腹にかけておくだけでも暑い。神器、タオルケットを上の戸棚から降ろす日が来た、という事なのかもしれない。一度洗濯したいが、今日は素晴らしい晴れ模様だったくせに、明日はまた雨が降るらしい。明日は食料を買い足しに行かなければいけない日だったのに、雨が降るらしい。せっかく買ってきた一本物の傘をまだ実戦投入していない事だし、これもまた好機であるのかもしれない。溜まりに溜まった牛乳パックと食品トレーをぶん投げてきた。トレーをビニール袋にぎゅうぎゅうに詰め込んで、切り開いた牛乳パックを重ねたレイヤーで上から蓋をした。縦にも横にもボリュームがかさんで、ビニール袋の取っ手部分を片手で持つ事ができなくなった。なので、両手で袋を前に提げ、親指で牛乳パックを押さえつけながらえっちらおっちら歩く、世にも不細工な姿でスーパーへと向かった。作業は溜め込んではいけない、計画的に消化せねばならん、という戒めを視覚化したようだった。いざ資源ステーションにポイする段になると、ステーションの口の広さ、深さに恥ずかしくなった。私の溜め込んだ弾薬でさえ、朧の一枚程度に過ぎなかったのだから。

定点観測所からの独言

梅雨だ。風に押されて、吹きつけるような音が間断なく外から聞こえてくる。夜はたいへん寝苦しく、エアコンをつけたり切ったり、あるいは外気の方が涼しいのではないかと窓を開けて換気してみたりしているうちにどんどん時間は過ぎて、すごい寝坊した。身体の中の時計が、大きく揺らいでいるのが分かる。これは、時計と呼べるほど精巧なものではない気がするけれど。ものすごく水音がびちゃびちゃしていて、雨が降り出した事に気が付かず、洗濯物を干しっぱなしにしていたらどうなっていた事だろうかと冷や汗が止まらない。この前、スーパーの店頭に売っていた、部屋干しの匂いが出ない柔軟剤だか洗剤だか、300円くらいだったので買ってくればよかった。多分、まだしばらく油断し切って洗濯できる日は来ないだろう。でも、もう7月らしい。6月に関しての記憶がすでにほとんどないのに、新しい月が来てしまった。部屋が暑い。雨が降っているなら少しは涼しくなってくれてもいいのに、どうして蒸し暑くなるという複合合体技を繰り出してきて不快指数を爆上げしていくのか。エアコンの除湿機能にお願いして、部屋を少しだけ居心地よくするか。お気に入りのイングリッシュマフィンを買ってきたが、やはりこれは美味い。ブルーベリージャムを適当に塗りつけて食べるだけでもよい。トースターで軽く炙るくらいにしていたが、今日は焦げ目がはっきりつくくらいにトースターに放置してみた。ある程度水分が飛んで、生地のむっちりした感じが出てきたので、これはこれで面白い。部屋の湿度が飛んできたな。これくらいでいいか。牛乳パックやら食品トレーやらの資源ごみの量がとんでもない事になってきたので、いい加減一度吐き出したい。明日、午後から外に出るので、そのタイミングでスーパーに寄り道して、資源ボックスに突っ込んでこようかしら。回収ボックスは、千客万来でそこそこいっぱいになっているところへ、自分の分を突っ込むのが気が引ける。フタが少し開くくらい、満杯になりかけている時には特に。今回投げに行く量は、ボックスのおそらく30%くらいは埋めそうな、いやそれは言い過ぎか、それにしても結構な分量なので、むにゃむにゃ悩んでいる。エアコンを止めた瞬間に、また外の環境音が聞こえ出した。起きて行動している分には問題ないのだけど、布団で横になった時にこれが聞こえてくると、かなり精神に来るものがある。なぜゆえこんなに雨が嫌いなのか。

oranger

昨日だか一昨日だかに、発作的に部屋の掃除をした。しばらくやってなかったので、多少まともな掃除を。ゴミをまとめてポイして、掃除機をかけて、雑巾がけをするくらいの。やったのが昨日なのか一昨日なのか、本当に思い出せないので困る。時間に対して、あまりにも感覚が死滅しているのではないか。死滅しているんだけど。冷蔵庫周りとか、台所の床とか、家の風通し構造的になのか、空調がちょうどその辺を直撃して埃を堆積させるからなのか、やたらと埃の層が厚くなる箇所がある。そこだけは、毎回雑巾で念入りに拭いている。雑巾は、なんかきちゃないので使用したら捨てる。百均で何枚も入っている安いやつだし、惜しむには拭く場所が少しばかり汚い。汚いというか、心理的にちょっと遠慮したくなる場所なので。ものを片付けると部屋が広く見えるから、たまには掃除しようと思った。午前中はなんとか曇りのままだったが、午後になるとぱらぱらしてザーッと降ってきた。銀行の通帳を再発行に行ったり、払い込みを忘れていた料金を払いに行ったりしようと思って外に出た。雨は……。言を尽くすまでもない。いざ窓口に行って通帳を再発行しようとしたら、手数料はかかるし、なんならオンラインで簡単にできると説明されて、じゃあそっちでいいわと思って銀行からはすぐに帰った。なお、家に帰ってからその事を忘れていたので、そっちでいいわじゃなくて窓口で済ませてから帰ってきてほしかったなと数刻前の自分に思わないでもない。どうせやらないのは目に見えていたというのに、どうしてすごすご戻ってきたのか。待ち時間とか、窓口でのあれこれがめんどくさかったのだろうが。それから、どうしようかなと思って、足を伸ばして東急ハンズへ向かった。一本の、折り畳みじゃない、ちゃんとした傘が欲しかった。その欲が、ようやっと実現せんとする方向へ動き出し、長い時間かかったな、と思った。ドイツ製の、Knirpsだったか、すごいよさそうな折り畳み傘があったが、8000円以上したので仰天してやめた。いいものは相応の値段がする、という事だな。取っ手を持った瞬間のしっくりくる感じ、あれはいい傘だった。いくつか手にとって比べてみて、3000円くらいのやつにした。閉じてまとめる時の帯みたいなやつがマジックテープ式なので、ちまっこいボタンがなかなか止まらずにイライラしなくなると思う。多分。傘を2本手に持って往来を歩くのは、なんか変な気分だった。

irgendwo

今日はゴミの日だったような気がする。でも違った気がする。居住区のゴミの日カレンダーは、玄関の戸棚の上に、引っ越した時から置いたままで、同じくらいの間、玄関にただ積まれていくだけの資源ゴミの下敷きになったままだ。牛乳パックやら食品トレーやらの資源ごみも、そろそろ玄関の幅半分ほどを占めようかというほどになってきた。すげえ邪魔なので早く捨てたい。いや、捨てられるのは俺の方かもしれん……。昨日というか今日というか、の夜は寝つきがよかった。寝られずにごろんごろんじたんばたんしていた記憶がない。そんな事言ったら、今日の午前中に関しての記憶さえ既に朧なので、そりゃあ覚えてないだろうと思えるわけだが。意識がほとんどそっちに持っていかれるくらい痛かったり痛くなかったりした手荒れだが、右手はもうほとんど落ち着いて、左手の人差し指第一関節に、強張った亀裂を残すのみとなった。手荒れに苦しんでいた場所は、軒並み皮が硬化して新生しており、皮膚の新陳代謝をすこぶる感じているところなのだが、そこだけ新生に置いていかれたというか、局所的に先に皮が剥けて、曲げ伸ばしに肉がつられてあかぎれみたいになる。ので、ほとんど動かさないように、手を洗う時でさえなるべく不必要に流水に当てる事はないよう配慮した。手荒れに溢れた生活に慣れれば、指の一本や二本かばいながら家事をするのはお手のものである。いや、手のものなんだけど。ちょっと暑い日だった。日中はエアコンをつけなくても、じっと我慢していれば汗に襲われる事もなくやり過ごせたが、夜になるとむんとしてきた。エアコンをつけた。この先何度だって思うはずだが、除湿機能ってどうしてこんなに冷たい風が出てくるんだろう。冷たいよ? 昨日の晩飯で、ぶりの刺身を食べていた。尺骨よりちょっと短くてちょっと細い、なかなかよさそうなクシがスーパーに売っていたので買った。意識しなければ、日常の中で絶対に魚を食べる事はない。嫌いではなくむしろ好きなくらいだが、内臓を取り除くと生ゴミやら手やらからものすごい臭いがするし、魚のフライが好きなのだが家で揚げ物は敬遠されるしで、食卓に登る事は少ない。牡蠣ダシでいい感じになった醤油も買ってきてそれで食ったが、食い合わせはいまいちだった。味が足りなかった可能性もあるので、さっき一口サイズに切ってジップロックに漬けた。変わるかもしれない。一緒に買ってきた万ネギは、刻むたびにキッチンにネギが飛び散る。