ケンタッキーの横を通りかかりました。クリスマスの翌日だというのにそれなりの集客で、腐ってもケンタッキーだな、と思いました。
鶏肉が腐ったら一昔前のマクドナルドだしな。
スーパーでよく分からないけれどぶっ飛んでいるものを見ました。
その品こそは、『ダチョウの油脂』。
?????
ダチョウってあれだろ、上島竜兵他二人のトリオが名前に冠するあれだろ? 卵がでかいっていうのは知っているけれど、油脂? 鯨の油脂なら燃料に使えるし、畜産物の油脂は明かりの為の燃料として使われていた時代があるが……。
ダチョウの油脂だと? 分からん。さっぱり分からん。
パッケージ表示に目を通してみても、『ローストポテト用』としか書いていなかったから尚更分からない。牛脂より少し黄色っぽかったという点しか特筆すべき点がない。
人生のこの後、あと何度ダチョウの油脂と出会うことがあるだろうか。次に出会ったら買ってやってもいい。300円ちょっとだった。
近場の本屋でずっと気になっていた本があったので買ってみた。
Robertson, J. (2014) "365 Stories", England.
という本だ。引用が学術文献用なのは職業病だから許せ。どういう本かというと、毎日一本の短編を書く。これを一年間、すなわち「365」日。その短編の書き方には制限があって、総単語数がきっかり「365」語であること(英語だから語なんだぞ)。このバインドゲームを一年間行い、365本書き終わったところでネット上に公開、出版されたらしい。なお、作者は元から文筆業をやっている。他の著書はセルフルールなんてなかった。やはり、言葉にこだわるとどうしてもやってしまいたくなるのだろうか。
西尾維新の『りぽぐら!』を読んだ時はこいつやべーなと思ったけれど、これもまた別種の挑戦ではある。新聞一面の『天声人語』系コラムだって、黒三角(▲)が一文字扱いだし、あそこの担当記者は毎日これをやっているようなものなのか。すごいなー。
装丁がいい感じなので、Amazonとかで探してみれば?
言語的な試みに惹かれたというのはもちろんあるけれど、英語圏の作家の文章から等身大の英語を学んでやろうという下心もある。全然知らないけど日常水準の単語って腐るほどあるのよ?
「2017年買って良かったものは?」という問いに、「春です!!!」と答えたくなるのは悪い癖だ。ていうか、買えるなら毎年相当数の人が「春です!!!」と回答するだろう。
どうしてあの質問の逆バージョン、「2017年売って良かったものは?」がないのか分からない。日経トレンディとかに丸投げしているのかな。