「同担拒否ってどういう意味なんですか?」と聞いたら、「えっ、同担拒否、は……。同担拒否でしょ?」「同担拒否なんですか?」「同担拒否なんじゃないの?」「ど、同担拒否……?」という会話の流れになって、気になってムズムズしてしまい、さすがに今年の現代用語の基礎知識には載っていないだろうと思われたので(あれはまだ刊行されているのだろうか)インターネットに諮問すると、なんとWikipediaに項目が立っていて情報社会を感じた。おおよそ、同じアイドルを嗜好(担当)する人に対する拒否反応の事を同担拒否と言うらしい。反応の2文字がお尻にくっついて金魚の糞しているだけで随分と一見での理解度は変わると思うのだが、四文字熟語というかっけえ先達が日本語には高く聳え立っているから、その背中を超えるのは難しいだろう。友達なら同担拒否なし、同担が友達の距離内にいるのもちょっと……などのグラデーションがあるらしく、人間の人間らしさというか、可愛らしくない言い方をすればしち面倒くささを感じた。けれどクエストを引き受けなければ報酬がもらえないのも事実なので、あぁ〜〜〜めんどくせぇ〜〜〜と口に出すだけで飲み下せるような消化の良さもまた必要かもしれない。できるだけ繊維質なものを食べた方がお通じにはよい。何が出るんだよという話ではある。そもそも何か吸収できているのだろうか、達成を通して。達成の積み重ねでより高次の達成が可能となるわけだが、達成したという事実はしばらく時間が経ってからでなければ実感できないものであり、とするとほぼほぼ最近のものは実感できないという事になり、あれ、じゃあその不毛感? みたいなものに対する心の強さ的な素質も持ち合わせていなければならないとなると……。頭が痛くなるね。散々言い散らかしてここ最近でとりわけに衝撃だった生ニンニク味覚消失事件だが、昨日をもって一応解決はした。そもそも、買ってきた辛子明太子がそこまで辛いものではなかったという発見もあった。前に買ってきた時はもう少し味が濃かった気がするのだが……? 味蕾を一度焼き払われた人間が言う事でもないか。中国人は餃子を食べながら生ニンニクをかじるらしい。すげえな。私の舌には、まだまだニンニク耐性が足りない。上げても得るものはない。もう少し有用なパラメータがある気もする。何と言うか、こう……。興味のない対象を抱き続けるのは、精神的に辛いものがありまくるね。味がないのは辛いわ。