他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

適廃

覚えてたので、日曜日の出来事を書きます。用事があって、JR山手線渋谷駅で降りた。理由は分からないが、あそこの構内構造はなんだか気持ち悪い。そこで降りると、いつもトイレに行く。理由はよく分からないが、トイレに行きたくなる。ぼっこり凹んだところにあるので、ちょっと遠い。清掃中の立て看板が見えて、そうか、清掃中か、と思って、小便器の並びを見ると、脳味噌が処理不良を起こして停止した。どういう事か。どういう事だ? 10基くらいある小便器(小便器を数える時の単位を知らないので適当につけた、違ったらごめんなさい)の並びに、ひとつだけ、明らかに異質なものがあった。そこだけ、水がばしゃばしゃで、床が濡れて、溢れていた。何か、そう、何かが、小便器の中を物理的に塞いでしまっていたのだ。赤い、オレンジ色の、ポスターカラーのオレンジみたいな色の、ゲロが。洋葱醤という中華調味料があるのだが、まさにあの色である。あの色をした、ビビッドなゲロが、ペリカンの受け口みたいな小便器の中になみなみと横たわっていた。あれほど大量のゲロは、人生で見た事がないかもしれない。ちっこいゲロは、昨日、公園のそばの電柱の根元でバラバラになっているのを見た。でも、すくいとれそうなほどの量のゲロは、やっぱり、見た事がなかった。臭くなかったし。マスクをしていたせいかもしれないけれど。もしくは、あれは、小便器にゲロをして、さらにその上から小便をしたものかもしれない。床にびっちゃびちゃに垂れ流されていた正体不明の水分は、もしやおしっこだったのかも。強烈な色彩と、大便器ではなく小便器にぶちまけられた光景のアンバランスさで、記憶に焼き付いて離れなくなってしまった。今度から、小便器を見るたびに、そして渋谷駅のトイレに行くたびに、あのゲロの事を思い出すだろう。掃除のおばちゃんが、ものすごいめんどくさそうな顔をしていた。そも、あれはどうやって掃除するのだろう。未知である。今日は、なんだか、すっごい眠かった。結構な時間休んでいた。でも、まだ眠い。だるいとかではなく、ただただ眠気の重みで眠い。洗濯物をいっぱい干した。晴れだった。でも、台風が横殴りに近づいてきているらしい。物干し竿に並んでいる洗濯物を見ると、黒とグレイばっかりだなと思った。あまり色物着ないし、好きじゃないからな……。襟のついたシャツもないし。服飾はあまりこだわりはないが、シェフパンツを考えた人には拍手を送りたい。