他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ぺいりえる

暑かった。外に出る時、上に何か羽織る必要は全くなかった。暑かった。袖をまくってみたり、皮相的な行為をしてみたものの、暑い事には全く変わりなく、脱ごうかなあ、でも脱ぐとモノとして扱って、腕に持ったりカバンに入れたりしなくてはいけない、それはめんどくさい、ならば自ら肉ハンガーとなり続ける事でその手間を省こうではないかと考えた。円を描いて走っていたようなものだった。暑いと思っているのに走らなくてもよさそうなものだが。服に関しては、どう組み合わせても3段階くらいにしか調節できない手持ちであるから、あってもいいがなくてもいいという微妙な気温になると、対応が難しくなる。ちょっと寒いなと思って、少し力めば、粘液の層だか膜だかみたいなものが浮き上がってきて、服の代わりになれば楽なのにね。不要になったら、粘液なので、その辺りに、邪魔にならないように脱ぎ捨てたり、下水溝に押し込んだりできるし。人間の体から出る液体の中で、いやな気持ちにならない液体はなんでしょうね。羊水とか? 羊水って匂いはあるのだろうか。人体なので、どこかしらにも何かしらの匂いはありそうだけれど、それにしても羊水か。考えた事がなかった。羊水を嗅いでみたい。透明なビニール袋でゴミを出さないといけないらしいので、多少色がついた袋で捨てても回収はしてくれたから絶対統一原則ではないのだろうが、生ゴミについて、丁寧に処理していると気付かないが、飲食店のゴミ袋とかはすごい事になっている。両腕を回して抱えなければいけないようなサイズにパンパンに入って、隅っこの方にオレンジ色の油が溜まっていたり、壁にへばりついてこちらを恨めしく見つめるように、べちょべちょした何かがべったり流れていたり。私はゴミが好きなので、渋谷を歩いている時なんか、ゴミとかゲロが散乱しているのを見るとテンションが上がる。今日、近所で見た家庭ゴミの袋には、大豆や納豆にしてはでかい、ころころした丸くて柔らかそうな何か茶色いものが、半分不定形に溶け合ってクラスタを形成していた。あれが食べ物だったのか、可食部から取り除かれた内臓的な何かや、錬金に失敗したホムンクルスだったのか分からない。丸の形はおおよそ揃っていて、何だったのだろうな、あれは。本屋に寄って、目当てのものを探したが、どうやら絶版&稀覯本になっているらしく、新刊書店では見つからなかった。そのまま出ればいいのに、3冊買って帰ってきてしまった。本をこれ以上増やすな。