他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

重油オムライス

寝ぼけ眼で、寝巻きにしているスウェットをなんとなく見てみると、黄色い斑点のようなものが、ほぼ等間隔でついていた。あれ、このスウェットはこういう柄だったのか、私は目が悪いから今まで気がつかなかったんだな、はーあ、こういう事もあるのか〜と思って、やっぱりそんなはずはないと考え直し、もう最低3年は使い潰しているのに気がつかないなんて、私がよほどの目の穴節太郎でない限りはありえない。ないではないかもしれないが。寝起きから立ち直ってちゃんと考えてみると、花粉か黄砂のどちらか、命題式で言うところのorなのであろうという結論になった。どちらかだけでもいいし、両方であってもいい。予報で見た感じだと、黄砂の方かと思う。春は、洗濯しても干す段階で色んなものがくっつく季節なので、諦めた。少々の砂と同衾したところで死ぬわけでもない。顕著なハウスダストアレルギー的なものもないので、ひどく体調に影響するわけではない。なので、これは桜が咲くようなものなのであろう。黄色いシミの花が、個人単位でちまちまと咲いているのである。それでも、心のどこかで、これはまことか本当かと思っている自分がいる。夜空を見上げても、オリオン座がギリギリ分かると言えば分かるくらいの視力しか残っていないので、暗色の中の明色が区別できなくなっているのだと思う。黒のスウェットについた黄色いマダラが、本当に実存としてそこにあるのか、確言できないのである。食べ物が少なくなったので買い出しに行った。大体の日がよく晴れていて、暑いくらいなので外套もそろそろいらない気がする。途中で、なにかの店に寄って遅めの昼飯をついでに済ませようと思って、ふらふらしながら歩いた。夜はほっとんど、1回くらいしか客が入っているのを見た事がなかった油そばの店が一応カウンターが埋まっていた。美味しくないわけではないが、その店でなければ得られない何かが感じられなかったので、二度と行かないと思うが、客が入っているらしくてよかった。なんだかよさげな餃子屋があったなあ、と記憶に残っている場所へ行くと、いつの間にか改装・看板すげ替えがあって、和牛鉄板焼肉の店に変わっていた。どうして。近隣の飲食店が、死んだり、看板だけ変わったり、提供するものは変わったが中身はあんまり変わらなかったりしている。飲食が一番煽りを食った業種だろうから、頑張ってもらいたい。背割りコッペパンを買って、人からもらったとらやの瓶詰めあんこを塗りつけて食べた。おいしかった。