一人で永遠に会話ができてしまう。想像の人格を作ってそれとずっと話をして退屈しない。できてしまう。暇なのだろうか。刻んだ生ハムのかけらが入っているベビーチーズがおいしかった。しょっぱかったら何でもいいのかもしれない。最近、自分の味覚に対して自信がなくなってきたというか、ある味を他の味と相対化して把握できなくなっている、気がする。位置付けができない。これはこう、それはそう、で終わる。根源の三欲求以上への憧憬が薄い。なんだ。新しい本は買ってきた方がいい気がする。読むものがない。読まなくちゃいけないのだろうか。弁当屋の50円引きクーポンが、積み上がった諸々の隙間から覗いている。文字と向き合える精神様相ではないらしい。それは分かる。