他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

忘れた頃に

びっくりした。氷雨が降ったし雪も降った。東京電力管轄下は停電の恐れが生じるくらい、つまり極めて寒いので各戸で暖房がフル稼働しているのと先日の地震で稼働停止している発電所があるのと、不幸な要因が重なってピンチになっている、らしい。ニュースで見た事は、現実感がない。いや、ほぼ全ての物事に対して私は現実感がないのだけど。このような状況において、自分くらいええやろの精神が蔓延すると、大変な事が起きた時に大変なので、そんな事を考えている人がどれくらいいるのか分からないが、今の所暖房をつけていない。部屋が恐ろしく寒い。本当に三月も下旬なのだろうか。この前、人と話している時、あったかくなってきましたね、でも4月半ばくらいまでは安心できないですよ、と言ったが、こういう形で現実が追いついてくるとは思わなかった。本当に寒かった。色んなものがどうにも足りなかったからスーパーに買い物に行ったが、冷たくて寒くて、眼鏡がマスクからの呼気と握手して、結露でびっちゃびちゃになって前がよく見えなかった。傘を握っていた手が、気が付いたらかじかんでほとんど動かなくなっていて、春、今は春なのよね、と身体を疑った。帰りはもっと氷雨がひどくなっていて、家に着くまでに靴の中がびちゃびちゃになった。手は動かないし足も感覚が細いし、玄関ドアに鍵を差し込むのも、傘を畳むのもかなり手間取った。週末あたりに桜の開花が見られるとかなんとか、日曜日だかにラジオで言っていたけれども、桜もびっくりしてしばらく寝たままなのではなかろうか。前通り過ぎた公園では、私の劣悪な視力で遠くから見るだけでも、蕾が桜色に滲んで枝に連なっており、そろそろなんだなと思ったものだが。今週いっぱいくらいは、停電の可能性がちらちら顔を見せているのを横目に見ながら過ごすのだろうか。本当に部屋が寒いが。今日は予定が繰延になったし、精神はいまだに、下手くそに茹でた茹で卵みたいである。