他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ニーソックス風アームカバー

あまり好もしい空模様だった覚えがないのだが、まともに外を眺めた覚えが全然ないので分からない。寝起きの部屋が暗いなと思ったら、部屋干しされた洗濯物が日光を遮っているだけだった。暖房を炊くのがいいのか半纏をどうにかしていい感じにアレするのがいいのか、正直、まだ冬が正式に始まってないような気がするのに、もうよく分からなくなってきてしまった。心や頭だけでなく身体もアホになってしまったようだ。つとに、メンタル面のパーツがぽろぽろ毀れて欠損する日だった。ほぼずっと「心が……心が……」と呟いていた。自分で分かりやすい部位に違和感を委託しているだけで、そもそも心とはいずれにありしや、とか言われたら恐らく憤死する。事実を求めているわけではなく、目の前の障害物を一時的に仮託しなかった事のように振る舞おうとするフリに徹しようと演技に励む素振りを見せようとするパフォーマンスにそんな下らない事で乗り入れられたら、一生出禁である。頭の中で、虚無の車輪が3つくらい同時に並走してカラカラと中身のない音を環境音並みにぶち上げて、空っぽのくせにこちらを揺さぶってくるのが理解できないので抵抗しようとするもないものはないので、残念ながらないものはない。何回叙述を重ねようとそこに厚みがでてきたりはしないので、捕まえる事ができない。それなのになぜ捕まるのか。自分のものではないSOSがいつだってぴっこらぴっこら鳴っているから、まるで自分もやばいように思えてくるではないか。この複線で走っているんだか走っていないんだかの警笛は、もう冷蔵庫の稼働音と同じような、聞いても危機感が起きない飼い慣らされた音。もし本当に危険が迫った時にワアワア言われても信じないだろうと思われるのは、村人が悪いのか狼少年が悪いのか。頭の中だけで荒涼とした戦争があった、それだけのはずなのに、疲れてだるくて鈍くて重くて仕方がない。仕方がなくはないのだろうが、億劫だ。それさえ甘いならば、億でも兆でも京でもいい。とにかくそこに至るまでの運賃が、この交通系では高過ぎる。別に面白い街並みでもないだろうし。じゃあ見渡す限りのまっ更が面白くて楽しくて最高に胸踊るかというと、どんなに金を積まれてもそんな事はないし、じゃあなんでそんなところに留まっているんだという話になると……。疲れてだるくて(以下略)という事になる。ファンタでカルパスを流し込んだら、別にどっちの味もしなかった。