何か書こうと思ったけど何も出てこなかった。今週、来週と、少し情報量が多い。私は週を月曜始まりだと思っている。日曜始まりだと思っている人もいる。だから「来週」と言われた時に、この認識の齟齬が致命的な結果を生むこともあるし、そうでもないこともある。そこまできわどいスケジュールで生きていないので、まだ被害を被った（字面が被っている、被る害だからそれもそうか、受けたとかになるのか）経験はない。ちょっとイラッとすることはあるかもしれないけれど。天動説が否定された時はこんな気持ちだったのかしら。俺はこう思ってんねん、何言うとんねや、みたいな。私の中にある関西弁は、開高健と筒井康隆、野坂昭如を読んだ上で醸造されたインチキ関西弁だし、古いので、仮に合っていたとしても、ナウいものではない可能性がある。アリストファネス『女の議会』を読み返している。机の上の本のパイルから適当に引っ張り出したのがそれだった。読むたびにアリストファネスは天才だぜ、と惚れ惚れする。紀元前にすでに、何と呼べばいいのか、とりあえず「それ」は完成されている。
